男も女も人間は視覚を重視する動物だと言われている。 医学的、心理学的に見ても、五感のうちでは、 目が最も感覚として優れており、人間の感覚領域の七割以上を占めているという。 他人を判断する時も、相手の顔つきや表情、体型や姿勢、服装やファッション などの視覚から入ってくる情報を元に、相手についてのイメージや印象を 形成する。その印象に最も影響を与えるのは、 相手の顔や容姿、中でも目は重要な判断材料となる。 人は誰でも嬉しい時や楽しい時、恋愛対象の好きな人や物を見ている時は瞳が大きく開く。 「瞳孔が開く」「目を見開く」「目を輝かせる」という表現があるように、 瞳はその時の心理状態を如実に表す。 生活に張りがあり、恋愛も仕事も勉強も充実し、 異性にもモテる、満足して生き生きとしている人の瞳は大きく輝いて見える。 様々な職業の一流として活躍している人達をテーマにして いる番組では、そこで紹介される人達は必ずと言っていいほど目が輝いている。 元気で明るく、ポジティブに生きている人は前向きの好奇心によって、 自然と目も大きく開き、瞳孔も開いてくる。瞳に沢山の光が入り、 目の輝きが増すのである。
・目が大きい人はモテる
男と女が恋愛対象として相手を意識できるかどうかに、
目が澄んで輝いている、濁っているかという要素は重要である。
眠ったような目の人は愚鈍に見えるし、目が光って生き生きとしている人は、
知的で賢そうな印象を与える。もちろん、しぐさや態度、表情や行動にも
心理感情や気持ちが表れるが、最も多く気分や好き嫌いを語るのは
やはり目である。
目の美しい男と女は恋愛で好かれてモテる。瞳が大きく見えることで、
目の輝きをよりアピールすることができるだからだろう。
第一印象で人を惹きつけたい、好意を持たれたい場合などは、目の大きな人の
方が有利になる。瞳が大きい女性が美しく見えるということを発見したのは
イタリアやスペインの女性だと言われている。当時の女性達は、
植物の根からとった液を頬や口紅として使っていたが、
ある時、一人の手が滑ってそれが目に入ってしまった。
あわてて鏡を見たら、自分の目が魅力的に見えたので驚いたという。
これ以来この液体を薄めて目にさすという化粧方法が流行ったという。
現代の女性のメイクでも、アイラインを引いたり
付けまつげを付けて、目を強調し大きくしようと努力している女の子がいる。
二重まぶたに整形したり、アイプチをしたりするのも、
大きな目の方が感情表現豊かで好かれてモテると理解しているからだろう。
役者に目が大きい人が多いのも、言葉や体の動作だけでなく、
喜び、悲しみ、怒りなどを目で伝えることができるからである。
相手を睨みつける時も
目が大きい方が迫力が出る。
一方、目の小さい人は何を考えているのか他人からは心理や感情が読み取りにくい。
一般的に目の小さい人は内気でおとなしい人が多く、
自分の気持ちを表現せず、抑制し、我慢してしまう性格タイプが多い。
しかし、目が小さいからといって悲観する事はない。
人は失敗したり、挫折して落ち込んだりすると、
自然とブルーな暗い表情になり、目も濁って輝きが失せる。
目の大きな人の場合、このマイナスの感情をも
他人に読まれてしまうだけに、かえって損になることがある。
嫌な気分になったり、ムッと少しイラつくと、相手に読まれてしまう。
仕事での商談や取引では、心理を読まれると不利になってしまうのだ。
こと男と女恋愛においては、好きのサインや好意の態度が
目から読み取りやすい、目の大きな人に心理的アドバンテージがついてしまうだろう。