緊張やあがり症が起こるメカニズムや原因は、外敵から 身を守るために備えている動物的な能力にある。 人は恐怖や不安を感じると血液中のノルアドレナリン値が上昇する。 これは、覚醒や興奮に作用する神経物質であり、 心拍数や体温、血圧を上昇させて動悸や発汗などが起こる。 この状態は外敵から逃げるためか、あるいは攻撃するためか、 どちらにしても臨戦態勢に入っているといえる。 顔が赤くなったり、全身に汗をかいたり、息苦しさを感じる。 この反応のレベルは個人差が大きく、正常な人は適度な緊張感の中 、普通どおりの行動や、いつも以上のポテンシャルが発揮できることもある。 異常なレベルの人や緊張病、対人恐怖症のレベルになると、 まったく体が動かなくなったり、胸が苦しくなって過呼吸の状態になり 息苦しくなる人もいる。日常生活に支障をきたす段階の場合は いち早く治療する必要があるだろう。 緊張のメカニズムは動物や人間が持っている防衛機制の一つで、 本来は体の動きを活発にするために起こるものである。 過度に緊張をする緊張病の人はそれを緩和するコツやつぼを 知っておきたい。心理学で緊張を緩める方法は沢山のコツやつぼがある。 男も女も異性に対して恋愛経験が少ないことから、 好き避けしてしまうシャイボーイやシャイガールもこの方法で改善が必要である。 面接やスポーツ、試験、スピーチや飲み会、プレゼンや発表会などで、自分の気持ちを鎮めて 緊張をプラス方向への活力に転換できるようになれば心強い。 男も女もモテる人は恋愛の緊張感を手玉にとってうまくコントロールしている。 自分の心理や感情を克服し改善していこう。
・緊張を和らげる呼吸法
呼吸法は以外にもリラックス効果がある。
特に腹式呼吸は呼吸を安定させる事で、気持ちや
血液の流れも安定させる作用があるためある意味緊張しない方法でありつぼでもある。
大きく10秒程息を吸いながらお腹を膨らまし、また10秒程度
時間をかけながらお腹をへっこませながらゆっくりと息を吐き続ける。
気持ちが段々と落ち着いて冷静になれるのが実感できるだろう。
これは
若返りの効果もある呼吸法だとも言われている。
深呼吸もこれに近い。面接やスポーツ、試験やスポーチ前などの心理を安定させたい時には有効である。
また、歌を口ずさんでみたり、リラックスできる好きな歌を聴くのも良い。
普段から行っている習慣として歌を聴いていれば、さらにリラックス効果が高まる。
・リラックスできるつぼ
緊張をした時はツボ押しで難を乗り切る事ができる。
基本的にはストレッチや体操の概念と似たようなもので、
特定のツボを押す事でどうこうというよりも、緊張からリラックスの
状態に導く事が必要になる。
全身、腕や足、お尻や背中などに力を全力で込めて、
その後フッと全身の力を抜くと、それだけで大分緊張しなくなる。
これは就寝前にも使えるもので、力を込めて交感神経を急激に強めることで、
その反動で副交感神経を分泌させるというものである。
また、手の内側や指付け根は緊張を緩和させるツボが
沢山あり、親指などで適当にグリグリしているだけでも大分効果がある。
専門知識のない素人にはツボを完全に押すことは難しい。
また、手首の内側辺りを擦るのもリラックス効果がある。
基本的には気持ちの良い快感の部分を押すのが良い。痛かったり
嫌だと思うのに無理やりやってもさらにストレスや不安が増大するだけだろう。
・面接試験で緊張しないコツ
まず面接試験で緊張しないようにするためには、自信が絶対的に必要である。
自分に自信が無い人は、面接官の目をまっすぐ見る事ができないし、
喋る時の声も自信が無く頼りない。さらによく見られる例として特徴的なのが
、オドオドして慌てて言葉を言い間違えたり、語尾が尻すぼみになるというものもある。
これらの面接時の緊張は自分に対して
自信が無いために起こる。
最も有効な緊張しない特効薬は多くの人と会話やコミュニケーションをして
場数を踏む事である。できれば先輩後輩、年上から年下など幅広い年代と
話していれば心強い。だからバイトをしていたり、
サークルやクラブ活動をしている人は自然と場数を踏み経験値を上げている。
しかし、そのような人との経験が無くても、実は自信をつけるのは
そこまで難しいものではない。「私はだめだ」という気持ちは
顔や表情、目の輝き、姿勢、言葉や声など体全体から雰囲気が醸し出される。
逆に「私はできます」と心理に思っている人は、明るく元気で、
何か精神的な神々しさや成功、勝ち組のオーラを感じることができる。
「私は絶対失敗する」と思っている人と「私は必ず成功する」と
思っている人を見比べてみれば、まったく雰囲気が違うものである。
面接で緊張しないコツは堂々と自分の存在を恥じないことである。
面接官は長所や短所、アピールポイントよりも、
その人と一緒に仕事がしたいか、明るく元気で健康な人かを見ているという
大原則を忘れてはならない。どのような特技があっても
、人間性のレベルが低ければ採用、合格にされる事はないだろう。
・緊張を緩和する薬
薬で緊張を和らげようとするのは緊張しない方法としてあまりオススメできるものではない。
しかし、対人恐怖で、社会生活をおくる上で支障をきたすようなら処方してみるのがよい。
病院へ行くのが嫌いな方はまず近所のドラッグストアで売っている薬を
試してみると良いだろう。市販薬は精神科医や診療内科医に処方される
薬と比べれば効果が薄くリスクが低いのが特徴である。
薬には2種類の効果がある。身体的な筋肉、血液、心拍数などを下げる
要素があるもの、もう一つは精神的、心理的にに不安や緊張を抑えてくれるようなもの。
躁か鬱のどちらかに作用すると考えると理解しやすい。
薬の服用のタイミングは種類によって様々、また、
吐き気などの副作用があるものもあるので使用上の注意を良く読み
、厳守して使用するようにしよう。