会社でストレスを感じて早々に「行きたくない」「辞めたい」と思う新入社員は大勢いるようだ。 新入社員ではなく、会社や職場、仕事に慣れた人でも ストレスを抱えたまま、仕事をこなし「 行きたくない」「辞めたい」と心理的に考えている人は多い。 最近ではうつ病の患者が増加傾向にあり、 人々のストレス耐性が無くなって来たのか、 あるいは、昔に比べて残業や仕事内容が厳しかったりするのか。 また、毎朝早起きし、満員電車や通勤電車に乗って過度なプレッシャー を受ける事で心身共に疲労してしまうこともあるだろう。男も女も 仕事先には多くの不満を抱えて生活している。 そもそも週5、6日、朝から晩まで働いて、 さらに休みが隔週であったり、急な仕事や出張で潰れてしまったり、 アルバイトを増やし人件費を削ったりと、日本の労働環境は日増しに 悪化していっているような気さえする。しかし、これでも先進国 、うつ病患者が増えていて苦しい状況とはいえ、他国に比べれば非常に豊かで 雇用も保険も安定しているというのは不思議なものである。
心理的にストレスを感じる原因は数多く存在している。
その全てを改善しなければ、労働者に真の幸福は訪れないだろう。
しかし、積極的に改善してくれる企業は少ないので、我慢して
心理的ストレス耐性を高めるしか個人個人には方法がないようにも思える。
・職場の環境要因
季節によって、天気が異常に寒かったり熱かったりする。
耳に障る音が常に響いている。交通量が多い。人が多すぎてうるさい。気が休まらない。
トイレが少ない、汚い。休憩スペースが狭い。などである。
環境と言うのは人の心理に多くの影響を及ぼす。汚い部屋や狭い場所で
は人の心はイライラしやすく、情緒不安定になりやすい。
汚い部屋でじっとしているだけでも、どこかそわそわしてきて
気分が落ち着かないものだ。逆に綺麗な部屋、広い場所であれば、
リラックスした気持ちで仕事に取り組める。
また、常に機械音や電子音が流れている職場も嫌らしい。
事務作業をしている間ずっと、「ブーン」と言う音や「ウィーンガシャン」
という音が耳に入ってきては、それは多大なストレスの要因となる。
また、人の話し声や笑い声、怒鳴り声などが響いている環境も
周りを気にしてしまい仕事どころではなくなってくる。
・待遇や就業時間、仕事内容の不満
採用面接では、残業が少ないと言われたが、いざ採用されて
会社で勤務してみると、研修期間が終わった途端に残業地獄だった。
仕事内容が単調で退屈すぎる。成長性や充実感をまったく感じない空虚な仕事。
給料が安い。中小企業なため、サービス残業の規則が厳格定められておらず残業代が出ない。
など、これらは、会社の社長や上層部が判断すれば、簡単に
治せる要素である。利益を追求するあまり、会社に勤務している労働者を
ないがしろにしている企業は沢山ある。「辞めたければ辞めればいい、
でも不況だから仕事はないよ」という傲慢な心理や態度が伺える。
また実際に経営が緊迫状況で、今にも倒れそうな場合も待遇面での不満は出てくる。
お金を稼ぐために仕事をしているのに、ただ働き同然のサービス残業を
夜中遅くまで強制的にさせられたり、給料が異様に安いのではやる気は出ない。
それが悩み事となってストレスになるのは当然の事だろう。
・人間関係が悪い
職場の人間関係を気にするのは男よりも女の方が割合として多い。
女性はたとえ仕事がきつくて辛くても、
職場の同期や上司、先輩後輩とのコミュニケーションや会話が円満であれば、
仕事は長続きする傾向がある。従業員が一人で
責任の重い仕事を孤独にこなす必要がある場合、一人で残業などを頑張らなければならない場合、
女性は心理的ストレスを感じやすい。
女性にとって最も必要な息抜きは休憩時間などで同性や異性と仲良く会話する時間なのである。
また、いじめに近いいびりや小言を言う上司や先輩も
体育会系の不動産、建設系営業会社などには、依然多く存在しているのは事実である。
空気が読めなかったり、周囲への気遣いや配慮の無い人は社会に出れば沢山でくわす。
人間関係が悪いと、どんなに良い待遇や仕事内容でも、心理的に退職や転職したくなる人は
出てくる。仕事をするに当たって一番重要なのは、仕事のやりがいや給料よりも、
人間関係が和やかで仕事を長く続けられるかどうかである。
ストレスに耐えるためには、気分転換や休日を有効に楽しめる方法を
覚えておきたい。趣味やサークル活動、資格の勉強、一緒に遊べる友人や恋人が居ると、さらに心強い。
恋愛でモテる男やモテる女は、仕事もどこか充実感を持って
できる事が多い。それは、仕事休みやアフターファイブに
彼氏や彼女とデートや遊べるからであり、それが原動力になっている。
楽しく愉快に人生を生きていくには異性の恋人やパートナーの獲得は
必要になってくるだろう。恋愛心理でモテるようになる
のが重要なのはそのためである。モテる男女は仕事もテキパキと
できるのはこのためだ。面接で恋人の有無を聞くことも、
確かに失礼で侮辱的な行為ではあるが、対人能力面の評価をとしては、案外適切な質問であるとも言える。