人見知りする人は大勢居る。犬でも人見知りをするぐらいだ。
慣れ親しんだ人や犬でないと不安になって拒否反応を示して緊張してしまう。
初めて会ってから短時間で仲良くなれるタイプと
、時間をかけて関係を構築しなければ親密になれないタイプの性格がある。
人見知りは明確に定義つけられている特徴があるわけではなく
曖昧な事象である。あえて定義をつけるとすれば、
警戒心が強い人、恥ずかしがり屋、ということになるのではないか。
人見知りの性格の人の、
原因は遺伝や家庭、学校の環境にあると言われる。
遺伝的に大人しかったり、冷静な人は幼稚園児のころや
幼児の子供段階でも非常に大人しくて泣かないで言うことを聞く子供である。
これは完全に遺伝と言い切れる例ではないだろうか。
また幼稚園や幼児の子供の頃の親からのしつけによっても変わってくる。
自由奔放に育てて、物を買い与えたり、溺愛して褒め続けている家庭では、
自尊心も育ち、お調子者で厄介な子供に育ちやすい。
逆に、少し厳しくしつける家庭や、欲求を制御させるように
子供を教育すると、自分を抑えるようになり人見知りなる原因となる。
しかし、人見知りもそうでない人も短所と長所の両面があり、
どちらが良い悪いではないと感じる。
人見知りしない人は八方美人で傲慢、放漫な性格になりやすい。
逆に人見知りの人は、相手を選ぶため、信頼できる人と深く長く付き合える
長所がある。どちらが信頼できる人間かと言えば、
人見知りの人の方が信頼できる可能性は高いのだ。
別段改善する必要が無いことだとも感じる。
ただし、
サラリーマンになり会社員として営業や電話受付などの
勤務をするようになると、初対面の商談相手と交渉したり、受付で来客者と
世間話などをしなければならなくなるので、人見知りは短所の面が際立ってくる。
大人になるに連れて克服して改善しなければならない特徴だろう。
また、異性の前でだけ借りてきた猫にように人見知りの
状態になってしまう男女もいる。これも
将来結婚するために成長するに連れて、異性問題を克服や改善していきたい問題だ。
人見知りが何故起こるのかという原因は、
自分に対する自信のなさ、
相手に対する警戒心の強さから来るものだ。
それは幼稚園や幼児など子供の頃の学校教育や家庭でのしつけ、
また遺伝も関わってくるので、簡単には克服し、改善できないだろう。
しかし、習慣として訓練していけば、当然人は変わるもの。
自分の心理と向き合えば個人個人千差万別の原因が見えてくる。
最も良い改善方法は、自分を磨く事にある。
例えば筋肉モリモリに隆起してマッチョな男、
スタイルや姿勢がいいセレブ系の女性などは人見知りしているだろうか。
これは努力に裏打ちされて自信が自分に備わっているため、
社交的に明るく爽やかでいられるのだ。
普段から怠けていて、自分に対する自信を喪失している人は
人見知りになりやすい。また、家庭で褒められていなかった
子供もこのパターンに入ることもある。
自分が弱い存在だと思ってしまっているのだ。
このタイプの特徴を持つ人見知りや話し下手の訓練法は
自分で自分の事を褒めてあげて、相手の目をまっすぐ見れるように
克服することだ。
どんな些細な点でも良い、長所をより褒めて、短所は他の面から
見た時の長所を多面的に観察してさらに褒める。
自分を褒めてくれる人は自分以外にいないという気持ちを持ったほうが良い。
自分の存在を認めてくれる人や異性はそんなにいないものだ。
自分は「凄い人物だ、絶対モテる、誰からも好かれる」と思っている人間と、
自分は「ダメだ、必ず負ける、運が悪い、嫌われる」と思っている人間では
顔の表情がまったく変わるし、体から出るオーラや雰囲気も
まったく違ってくるのである。そして人から好かれる人は
好かれるような思考をしている。
会話に関しての改善や克服は、訓練機関で対応すると望ましい。
まず話し下手は一日に話す語彙数の総量が極端に少ない事が多い。
読書をして独り言のようにブツブツ音読する、
発音練習をするなど多少の努力は必要だ。
一週間発音訓練やボイストレーニングをするだけで
まったくの別人になるケースもある。
また、自分から面白い話をしようとするのではなく、
相手の方から会話のネタや話題を引き出して面白くさせると良い。
自分で面白い話をするのは高度なスキルや、遺伝的な性格なども
関係してくるので改善が難しいが、相手にしゃべらせる会話なら
簡単に技術を会得する事ができる。興味関心のあることを
尋ねれば良いだけだから簡単なものだ。
異性とのデート時も聞き上手になる会話テクニックを身につけておけば
誰にでも対応することができる。芸人ばりの面白い話をするのも楽しいことだが、
人は自分の事を話している時が一番面白いと感じているものだ。
そして自分の事を質問してくれる人に対しては大抵好意の感情が生まれてくる。
相手の話したいことを聞いてあげるように努力してみれば、人見知りで会話が苦手でも
改善のきっかけになるのではないだろうか。