人は好意を相手に示されたり自己開示されると自分も相手を事を好きになるという原則がある。 余程、生理的に嫌悪感を抱くような相手か、または実際に害を加えられた 相手でもない限りこのルールは適用され、ほとんどの人が、 嫌いと言われれば嫌いになり、好きと言われれば好きと心理的に思ってしまう性質を持っている。 例えばクレームを入れるような頑固なおじさんなどをなだめる クレーム処理を担当している人は常に冷静に対応するという。 好意の返報性の原則は嫌悪でも憤怒でも愛情でも、ほとんどの感情を 鏡のように相手にそのまま返す能力を言う。 顔を真っ赤にして怒鳴り散らそうとしてお店にいる男性に対して、 冷静なクレーム処理担当の男性がしばらく落ち着いた態度で、 理由を聞いていると、次第に相手も怒りが収まって 落ち着いた態度になってくる。これは相手の態度と自分の 感情を合わせようとしたからである。 つまり人と人との付き合いは、自分が相手にしたことが自分自身に 利益や損害となって返って来るということである。人生もそうだが、 全ては因果応報、人助けをすれば、いずれ誰かに援助を受けることができるだろうし、 悪いことをしていれば、いずれ自分の身に罪がのしかかることになる。 常に笑顔で周囲に明るさや元気、愛情を注いでいる男女は それだけ多くの人に心理的に愛されるしモテる事に繋がる。 感謝や感激などの良い感情は得や福となって返って来る。嫉妬や憎悪などの 悪い感情もまた、損や害となって返って来るものだ。 これは精神論やある種の法則ではあるが、 人生は自分のした行為をそのまま受ける。 それは信念や思想でもそうで、やましいことを考えている人には 罰が与えられるのだ。 人間関係や恋愛心理学は非常に簡単で、先手必勝で自分から好意を相手に表明する行為をしてしまえば、 相手も好意の返報性の法則のルールから、ナチュラルに自分を好きになって味方についてくれる。 非常に単純なルールの元に成り立っているとは思わないだろか。 もじもじして俯いているだけでは好意は伝わらない。 プレゼントや挨拶、声をかけたり体に触れたり、 様々な愛情表現で人間関係を円満にしていこう。