開放性の法則は営業の仕事、面接や恋愛などあらゆる場面で使える 心理学のテクニックである。 人に親しみを感じてもう方法としては、 自分の胸襟を開き自分の生い立ちや出身地、出身校などプライベートな 側面を相手に披露すると、親しみを感じるという特性である。 非常に恐怖を感じていた人物が、実は家族サービスが大好きで、 休みの日などは日曜大工をしたり、子供を旅行に連れて行ってあげるなどして、 優しく接している事実をしると、途端に親近感が沸いてきて好感がモテる。 会社の採用面接の時でも同様で、相手にプライベートで 個人的な質問をされた時は、高評価を貰うチャンスである。 プライベートですから黙秘します。など突っぱねるような態度や、 嫌そうな顔をして、あまり心理の中にあるものを見せないような 当たり障りの無い内容の会話をしてしまうと、 どこか他人行儀でマイナスポイントとなるだろう。 普段は怖い上司や友人が、携帯の待ち受け画像に可愛い愛犬や、 わが子の顔を選択していたら、そのギャップで 開放性の法則や熟知性の法則の心理が作用し、 いつの間にか親しみが沸き、今まで嫌いで近寄りがたい印象だったものが、 逆に好きになりかわいらしく思えるようになる。 この法則はお互いの関係が長ければ長いほど役に立つもので、 悪い第一印象や暗いイメージ、短所などを覆す時に利用するとよいだろう。 例えば、男性や女性に軽くて浮気性だと思われているのなら、 いつも一人のことを愛しているとアピールしてみるだとか。 とにかく人は心を開いてくれる人に好意を持つ性質がある。 秘密主義も良いですが、程ほどにして、 関係を深めたい相手には自分から普段何をしているか、ハマっていることなどを 積極的に話すと喜ばれるかもしれない。ただしあまりに自慢話のように 押し付けがましく話を聞かせると反感をかってしまうので、 あくまで会話コミュニケーションの一環として適度に 相談するぐらいが関係を良好にするコツだろう。