まばたきの回数が急に増加したら、嘘のサインである可能性が高い。
普通の心理状態の人のまばたきは2〜5秒に一回ぐらいであるが、何か隠し事をしていたり、
嘘をついていたり、弱気になったり、緊張すると、無意識にまばたきの回数が多くなる。
つまり、普段まばたきがそんなに気にならない人が、急にまばたきをし出したら、
何か悪いことを考えているサインとみて間違いないだろう。
もし相手が気になる人や異性であれば、こちらを恋愛対象として見ている可能性がある。
目をパチパチさせるのは、漫画でも相手をマジマジとみるしぐさや態度とされており、
まばたきの描写もよく人間心理を表している。
テレビで不祥事を起こした会社や人物が、記者会見を開くとき、
その人の顔をよく観察すると、まばたきの頻度が非常に多い事が多い。
これはカメラマンやマスコミに囲まれ、質問責めにされることで、極度の緊張状態になり、
自然とまばたきの回数が増えてしまうことが理由である。
また、もう一つ逆のタイプに、これらの緊張の心理状態になると、目をギンと見開き、
まばたきを全然しなくなることもある。これも瞬きの回数が多いのと同様に嘘をついていたり、
相手を言いくるめてやろう、言い訳してやろうという思考状態である可能性が高い。
目を見開き相手を凝視するのは、一種の威嚇行動であり、弱気な心理状態を相手に悟らせないように
必死になっている姿である。これは、詐欺師の常習者や政治家に多いタイプである。
一般人がテレビに出ると、不安で急にまばたきが増えるが、
普段から人前で話すことに慣れている人の場合、その状況に慣れていて、
不安の心理を相手に見抜かれないように隠す技術を身につけているのである。
・顔や目に心理や感情が表れやすい
これらは男と女の恋愛場面でも使うことができる心理テクニックである。
例えばデートをしていて、会話をしているとき、さっきまでは普通だったのに、
ある特定の話題に触れた途端にまばたきが多くなったり、目や表情が暗くなることがある。
これは相手の男女が話に乗り気でなく、興味がないか、飽きているか、触れてほしくないコンプレックスな
話題である可能性が高い。相手の顔をよく観察して、表情や目、まばたきの回数が変化したら、
何かしらのサインやメッセージを相手に送っていると判断することができる。
特にまばたきは不安や緊張を表すので、相手が喜んでいるのか悲しんでいるのか、快感なのか不快なのか、好きなのか嫌いなのか
の深層心理を推し量るのにわかりやすいものである。友好的な関係を保ちたいのなら、
相手の嫌がる話題や行動をしないように、相手から拒否を示すサインが出たら、その話題や言動を我慢して、
他の話題に移行した方が良いだろう。
恥ずかしがらずに相手の目を見ることで、いろいろな事がわかってくるのである。