機嫌が悪い人は避ける

どんなに仲が良くても、彼氏や彼女の機嫌が悪い時はあまり近づかないのが賢明であり、対処法でもある。孔子危うきに近寄らずという孔子の言葉は非常に単純でわかりやすい簡潔な名言である。怖いお兄ちゃんや、表情が険しい人、しかめっ面をしている人には近づかない方が安全である。仕事のストレスで機嫌が悪い、寝起き、風や頭痛などの体調不良など、不機嫌な時は、人を突き放して一人で過ごしたくなる時もある。男も女も心理や感情がどのような状況かが、行動やしぐさや態度、考え方にも影響を与える。人の機嫌が悪い時というのは、環境要因が悪い状態と良く似ている。人は居心地が悪い場所では心が狭くなり、寛容さが失われ優しくなくなり、怒りっぽくなる。例えば、周囲が人だらけで身動きが取れない、おしゃべりもしにくいようなうるさい汚れた街中や満員電車などは、ストレスが掛かりやすく、仕事で疲れた会社員などは、肩がぶつかった、目が合った、などの些細な理由から、心理に溜まっている鬱憤が爆発してトラブルに発展する。つまり、男も女も同じで、環境が悪いところや機嫌が良くない時に出会うと、「目の前にいる人が原因で気分が悪い」と心理的に錯覚を起こしてしまう。だから急に怒ったりキレたりしてしまうのだ。機嫌が悪い時に、愚痴や悪口満載のメールや電話が来たらそれこそ印象がさらに悪くなる、メールや電話での連絡もできる限り使わないことも対処法の一つだろう。無視したり拒否して避けるとまではいかなかくても、そっとしておく、しばらく放置しておく、ぐらいで調度良いのだ。時間が解決することは意外と多くある。昔は気にしてピリピリとしていたコンプレックスや悩み事が時間が経てば案外治まっているのと同じである。男と女の恋愛も時間が経つと、倦怠期なり冷めたり、よりラブラブに温まったりする。彼氏や彼女と関係が浅ければ、別れることになるかもしれない。しかし、根本的な性格の相性が悪いのなら、結局のところ将来破局するのは避けられない。お互い依存関係でいるよりも、サッパリとした、それこそお互いを放任できるような付き合いの方が長続きしやすいだろう。触れないで一人にさせてあげる、というのも一種の優しさなのである。モテる男も、モテる女も恋愛において心理的に相手が追いたくなるような身の引き方がうまい誘われ上手が多いものだ。

男と女は対処法が少し違う

男と女では機嫌が悪い時の治す方法が違う。男はプライドが高く、常に勝負の世界で生きている。獣に勝たなくては生き残れないし、負ければ子孫を残せない。つまり男は女に弱味を見せたくないものなのだ。だから、会社や仕事関係で悩んでいたり、アイディアが出ない時などに下手におせっかいを焼かれたりするのを嫌う。メールや電話での連絡もどこか面倒くさいと感じるようになってしまうのだ。男は人に頼る事は負けで、情けない事だと思っている。できることなら女、好きな彼女には自分が弱っていることを悟らせることなく、自分独りの力や能力で改善したいのである。
それに対して女は、悩み事や行き詰まりを感じると、誰かに相談したがる。彼氏や家族、女友達など多くの人と会話したくなる。女は男に比べれば、素直で人に頼るのが得意な性質を持っている。だから、落ち込んでいたり、機嫌が悪い時は、メールや電話、直接会って話を聞いてあげたり、感謝の言葉や愛情や好意の意志を伝えてあげると、精神が安定しやすい。また、生理や月経の関係で気分や体調がそぐわない時は、男と同じく、適度な距離感で接するのが望ましい。この状態の時は理屈がどうこうは無関係で、女の感情や情緒的なものがダムが決壊しているかのように、どんどん心の内から溢れ出ている場合が多い。男はこの時の女から散々声を浴びせられるかもしれないが、それを我慢できたり受け流せれば、うまくいくだろう。女にとって、最大のストレス解消行動は会話をして言葉を口から発することなのだ。
どちらにしても、お互いの居心地の良い距離感というのは大切なポイントである。どちらかがべったり依存しすぎると、しつこいと感じたり、重い女、重い男というお荷物的な存在になり、プレッシャーがかかるようになる。男と女両方が適切なタイミングを測って、デートや連絡を取り合えるようになるのが望ましい。何事も力加減は強すぎても弱すぎても良くない、お互いにとって最適な関係を目指して改善を図っていきたいものだ。

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