男と女は根本的に退屈さを感じる場面が違うように思える。
男は異性と遊んでいたり対面している時は基本的には退屈にならない。
別に沈黙していても一緒に居られるだけで満足して幸福なのだ。
しかし、女性は案外わがままで、会話や目新しい刺激、面白い
ことをしたいと常日頃から考えているので、何もないと退屈してつまらないと感じてしまう。
特に会話が無いことや話が合わないことが一番男が嫌われる原因になりやすい。
「つまらない」「楽しくない」と感じると女性はメッセージや
合図としてサインを男に出し始める。それをしっかりと
受信できるようにアンテナを立てておきたい。
デート中や、男と女が対面している時に女性側が
枝毛を気にし始めたり、髪を触る、頬杖をつく、
貧乏ゆすりを始める、携帯をいじってメールをチェックしている、
目や顔を伏せて眠そうにしている、などの
行動が表れだしたら、それは退屈のサインで面白くないと
思っている可能性が高い。基本的には
男から面白い会話や行動が垣間見れないから、刺激が足りないと感じているのだ。
このような場合は、できるだけ女性を笑わせたり、
会話をしてあげるように心がけたい。
我慢の限界に達して印象がマイナスの悪い状態になると、
急に沈黙して無口になり、腕を組む、視線も合わせてくれない、表情も
明るさや笑顔が一切無くなる。この硬直で突き放す態勢になったら
ほとんど挽回は不可能。
それ以降はデートに誘っても拒否され、会ってもくれなくなる可能性がある。
しかしこれらのしぐさや態度は一つだけの意味合いではなく、
他の言動によって、まったく別に意味を持つサインとなるので注意しよう。
髪を触ったり撫でるといのは、相手の男を意識して、触って欲しいという
合図の場合もあるし、貧乏ゆすりも、
もっと強引にアプローチして迫って欲しいな、と感じている場合もある。
また、頬杖は安心感や信頼できる人の前でないとできない
しぐさや態度でもあるため、気が緩んで親近感を抱いているというサインかもしれない。
一部分のしぐさだけでなく、顔の表情や体の向き、お互いの距離、視線など
色々な多面的な要素を絡み合わせて心理状態を判断するようにしよう。
女の子は女の子と一緒にいるのが大好きである。
同性同士の付き合いを見ていてもよくわかるだろう。
女子会と呼ばれる女子だけの食事会が流行していたり、
女同士一人暮らしの家でお泊り会や誕生日会を開催したり、
団体で旅行に行くのも大抵が女性同士だ。
この理由は、女同士だと会話が盛り上がるからである。
なぜ盛り上がるのだろうかと考えてみると、
女性は相手のペースに合わせて会話を進行させていくのがうまい。
そして、女性のほとんどは会話上手であり、聞き上手である
両面の長所を持つ口達者であることが伺える。
だから、男と会話をするとほとんどの女性はつまんない、退屈、
と考えてしまう。
また男と女の性差によるコミュニケーションの食い違いもある。
男は情報伝達や目標達成のために会話をするが、
女性は雑談や感情の共有のために、会話をする。
だから、男女が会話をすると大抵お互いがつまらないと感じるのだ。
男は機械や政治、経済の話しが好きで、女は芸能人、だれだれが付き合った、
最近ハマっているダイエットだとかの噂話が好きだ。
男か女どちらかが相手のペースに合わせなければならない。
ここからが本題だが、女性は会話に中身を要求していない。
ただ単に自分の意見や言葉を発して相手に理解して欲しいだけなのだ。
女性の目的は真理の追求ではなく、理解と感情の共有なのだ。
つまり、男に求められているのは、女性の話を聞くこと
である。そして話しやすいようにうなづくいたり話を催促する相槌や感嘆などのオーバーリアクション、
質問を適度に振ることである。
例え恋愛や友人関係の悩み事を相談している時も男からの反論やアドバイスを女性は求めていない。
ただただ、沢山の量の言葉を発してストレスを発散したいだけなのだ。
男は女に好かれてモテたいのなら、自分から面白い話や
自慢話などの自己アピールをするのではなく。
女がどのような人間なのか、どんな考えを持っているのか、何をしているのか、
などをひたすらに興味関心を持って聞けばよいのだ。
そうしているうちに「理解してくれるいい感じの人」という
印象が形成され、それが好意へと繋がっていく。何もギャグを言ったり、
お笑い芸人なれという難しい話しではない。モテる男は
聞き上手は恋愛心理で有利、と言われるのは女性の会話したいという本能に近い
親和欲求を満たしているためである。そして、
これこそが退屈させない最も簡単な方法だ。