頬杖は基本的に退屈 親しみ 寂しさのいずれかの心理を表している 態度である。 講義最中に頬杖を付く学生が大勢居る。これは恐らく、 単に疲れているせいだろう。頬杖の意味する 「お前の講義は退屈だ」というサインを送っているわけではないだろう。 そう考えたい。 頬杖はこのように退屈を意味するメッセージのしぐさや態度だ。 相手が頬杖をついたら、あんたの話に興味関心がもてなくなっているのである。 といって、親しくない人の目の前で頬杖をつくことは、日本では 不作法で失礼な行為とされているから、本当に 「退屈だ」と表現していることは少ないはず。 見方を変えてみて、男と女がいて、 女性側が頬杖をつくということはある種の安心感や親しみの意味で「 私はあなたに親しみを持っている」「あなたとの間柄 をこれだけフランクなものと心理的に考えています」というサインだと 考えた方が正解の場合もある。 一人で、温かいコーヒーを前にして、ぼんやりとしながら 無表情で頬杖をついている。このようなシチュエーションであれば、 頬杖は、自分の手で自分を触って慰め、安心させる 自己親密行動の要素が強くなる。 頬を支えている手は、例えば恋人の肩の代わりである。 不安か心配事か、不満かがあって、 「誰かに寄りかかりたい」「私を支えて欲しい」というサインと読める。 女性であれば、男性は声をかけてアプローチし、お近づきになる 恋愛のチャンスである。最もその結果に責任は取れないが、 高確率で、どこか物足りなさや寂しさを感じていて 刺激や安心できるパートナーを欲している可能性が高いのだ。