距離感で好意が判るパーソナルスペース

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対人心理学の実験によって明らかになったことだが 人間は自分の周囲に見えない円形、または楕円形の自分の領域を持っている。 その範囲に人が立ち入ると心理的に、負担に感じたり、緊張したり、 胸が高鳴って意識し始める。 とある心理学の実験で、 目隠しをしてイスに座った被験者に 男女が少しづつ自然に近づき、その気配を感じて それ以上近寄って欲しくないときに「ストップ」と合図やサインを出す。 その声がかかった場所に印を記入し、 調査結果をまとめてサインを全て繋げていくとると、不思議なことに、卵型の 形になったという。このように 心理学の実験でパーソナルスペースの存在は完全に実証されました。 人が近づくと不快感や違和感、緊張感を感じるわけである。 つまり、 男と女の恋愛関係や親密度を計る時には その二人がデート中や一緒に繁華街を歩いたり、行動して居る時どれくらいの距離に近づいているのかで、 深い関係かどうなのかがいとも容易く計れる。 近距離であればあるほど、仲が良く、親密、結びつきが強い。 遠距離であればあるほど、公衆的、他人行儀で心を許していない、 ということが理解できる。 実際に付き合い始め、新婚ホヤホヤのカップルや恋人同士では、 ほとんどゼロ距離の状態で街中を歩いていたりする。 中には駅のホームや地下街などで、マイナスの距離になる。 それが愛の究極系だ。 もし片思いで好きな人がいるのだとしたらこの方法を応用してみると良い。 ナチュラルで不自然でないように意中のターゲットに近づくのである。 その携帯電話珍しいね、とかその持ってる物見せて、等 どんな取っ掛かりでもいいので、とにかく距離を縮める努力をする。 そうすることによって、相手の男女は、 もしかして、好きなんじゃないかと意識しはじめて心を開き始める。 その事によって恋心が生まれ、両想いのカップルに発展する可能性が高い。 男性も女性も同性に対するパーソナルスペースへの侵入に対して、 厳格に対処し、不快感をあらわにするのに対して、 異性からのパーソナルスペース侵入には寛容で許容するところがある。 男も女も彼氏や彼女が居てくれて、自分の事を 好きになってくれたら、それは大変嬉しい、喜ばしいことなので、 異性感の侵入は広い心で許されやすいのだ。 異性の侵入によって、稀に生理的、性的な興奮を作用させる効果がある場合もある。 つまり、ごく単純な理論で近づけば近づく程 お互いの身体的距離、精神的距離が縮まり、 現実世界の壁も、心の壁も打ち壊して、対面することができるのだ。 異性でも友人でも 、近づいて来る人はなんらかの期待や好意、興味を持って近づいてきている。 それがナンパ師、商売をしたいスカウトなのか、 愛情なのか友情なのかは判断が難しいが、 それらを取捨選択して、良い人間関係を築いていきたいものだ。 人間関係は距離感でわかる。 イス座っている時、立ち上がっている時、並んでいる時、 歩いている時、あらゆる部分での基本的な心理判断ができる。 パーソナルスペースにどれだけめり込んでも良い関係なのか、 そこが重要なのだ。そこに触れ合いやボディタッチも加われば 鬼に金棒、固く結ばれた信頼関係と言うことができる。






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