発汗していることは興奮している状態と同じである。 スポーツサークルや部活動の帰りなどに 恋が芽生えやすいのもこのような心理要素も作用した結果だろう。 特にテニスサークルは非常に男女の交流が盛んで、カップルが数多く誕生する。 また、体験談の一つとして、 学校の部活動の帰りは、告白の成功率が高い。 ある友人は、部活の帰りにアプローチをすれば、簡単に口説けると 言っていた。汗をかくことで性的にも心理的にも興奮状態になるので、 それに加えてさらにアプローチされれば、 胸はさらに高鳴り、相手が魅力的に見えて恋に落ちてしまうのだろう。 デートで一緒に30分程ウォーキングしたり、 ウィンドウショッピングを楽しむと自然と汗をかき、 体は準備体操が完了し、臨戦態勢に入っている。 この状態は恋人同士が抱き合って見つめあった後と似たような状態である。 さらに、男も女も汗をかいている人を魅力的に感じるように できている。 汗一つ無いイケメンの写真はどこか物足りなく味気ないが、 汗だくの格好いい健康的な男の映像の方が、評価が高く女性にモテるだろう。 爽やかな汗をかいた青年のTシャツ、 汗ばんだ異性など、どことなく魅力や色気を感じる 服装ではないだろうか。また、汗には各種の異性を引き寄せるフェロモンが 多く分泌されているという。 ある心理学の実験では、女性の被験者に、男が着用した後の汗が染み込んだシャツと 普通のシャツとの匂いを比べて脳波を調べて結果、 男の汗が染み込んだシャツの臭いを嗅いでいる時に、快感の反応を示す 脳波が出ているのだという。つまり、 汗は無意識の恋愛心理に作用するような誘引に近い効果を発揮するのである。 モテる男にスポーツマンや運動選手が多いのもなんとなく頷ける話しだ。 運動をして一緒に汗をかくのは恋愛対象として意識させるのに効果が高いのである。
実はこの運動により汗をかくのはつり橋効果に似たようなところがある。 つり橋効果とは、高い渓谷に掛かったつり橋を渡る時、人は恐怖や不安から 非常に胸が高鳴りドキドキして心拍数があがる。これは好きな人の事を 考えて恋焦がれている状態と完全に同じである。だから、 つり橋の上で異性に会うと、つり橋による胸のドキドキが、相手に対する 恋心だと勘違いして恋に落ちて好きになってしまうというものだ。 運動した後は心拍数が上がり心臓がドクドクと鳴っている。 この時に見つめあったり会話した男女は非常に高確率で、 勘違いを起こし、相手の好意を抱いて好きになってしまうといことだ。 デート中にお化け屋敷に言ったり、東京スカイツリーなどの 高い場所に登ってみるもの良いだろう。 このように相手をドキドキと緊張させるのは恋愛心理でモテるテクニックとしては 非常に有効に使える。例えば、誕生日会などで使われる クラッカーでパン!と驚かせるのもビックリして心拍数が上がる。 これは好きにさせるチャンス、そこで目と目で視線を交錯させたり、 会話を交わせば、親密度は非常に高くなるだろう。 また、モテる男女が使ってるものに、挨拶やボディタッチもある。 これもある種の驚かせる行動である。急に 明るく元気に挨拶されたら、驚く。さらにその時 腕や肩をポンと叩くボディタッチをされたら尚更ドキドキするだろう。 このように相手を驚かせたり、恐怖、緊張させるのは、 運動をした後と似たような心理状況、生理状況を作り出すことができる。 意図的にトラブルを起こしてドラマチックにしてみるのも効果的である。 例えば、ギリギリの電車に駆け込み、ゼーゼー息を切らしながらも 何とか間に合った、などは使えるシチュエーションである。 運動による興奮、間に合わないことへの恐怖での心臓のドキドキなどが 合わさり、お互いの親密度や好感度はさらに高まる。 刺激が無くて物足りない毎日を過ごしていると思うのなら、 自分から相手をビックリさせるような仕掛けや行動をしてみてはどうだろうか。 これは男と女の恋愛でのアプローチにも使える方法である。