男と女が出会ってお互い視線の交錯や会話、携帯メールや電話などを交えながら ようやく告白の段階が来る。失敗よりも成功したいのは誰でも思うものだろう。 必ず、絶対成功する、失敗するというものはなかなか存在しないが、 モテる恋愛心理テクニックで告白成功率を多少上昇させることができる。 まず知っておきたいことに、告白成功の確率は男と女では異なっている。 トリビアの泉というテレビ番組でやった心理実験で 初対面の人に告白やデートの誘いをした場合、男女でどのような 行動をするか観察するというものがあった。 街中のとある場所で偶然出会い、一目惚れして声をかけてしまった、という アプローチ内容である。 この結果、女から男への告白やメールアドレス交換、デートの誘いなどに 対しては、約9割の男性が応じた。それに対して、男から 女へのアプローチの場合は約1割未満程しか成功しなかった。 この結果から見てもわかるように、モテる顔でもモテない顔でも男性から女性への 告白は成功率が低い。男は元々多くのメスに対して 種を撒くという子孫繁栄の手段なので、本能的に多くの彼女を獲得したいと心理的に思う。 しかし、女性は一人の男の遺伝子しか身篭る事ができず、さらに 子供と自分が生存するためには、男から愛情があり、食料や外敵から 保護される必要がある。このため女性はいきなり告白しても 素直にハイと応じる可能性が低い性質を持っているのだ。 簡単に言えば、女性から男性への告白やアプローチはほんの少しの勇気と 積極性があれば、高確率でうまくいく。 それに対して男性から女性への告白は、告白の仕方、言葉やタイミング、 告白する場所やシチュエーションをしっかり考えた方がよいだろう。 女性は男よりも情緒的な感情に流されやすいところがあり、 ムードによって答えが変わる事がある。 ムードが悪い場所で告白をすると、断られる可能性が高くなってしまうのだ。 男に対しては直接的で判りやすく、ストレートに気持ちを伝えて、 女に対しては、歪曲的に恋愛対象として意識させるとうまく行きやすい。
・直接と間接、どちらが適切か
まず、直接会って気持ちを伝えるか、間接的にメールなので伝えるかの違い。
現代の若者はメールで告白し、そのままカップルになることも多い。
大昔の江戸時代でも、手紙で結ばれる男女がいたことから、
何年経っても対して人間の恋愛模様は変わっていないのだろう。
これは相手の性格によってまちまちで、メールでも直接会ってでも
どちらでもいいという人や、直接面と向かって以外は考えられないという
頑固な人もいる。相手が古風で意固地なタイプであったり、寂しがりやなタイプだと
直接を好むようである。逆に文学系の頭が働き想像力豊かなタイプだと
電話やメールでも全然オーケーのようだ。
また、直接告白の利点は、周囲の環境を選べることにある。
夜景などの心地の良い酔ってしまうようなムードだと成功確率が上がる。
逆にメールや手紙の場合は、返事の時間を調節することで、
反射的に断るということを防げるし、人は好きといわれた人を
考えているうちに、好きになる性質があるので、その分有利に働く事がある。
どちらも良い悪いということは無く、相手の性格タイプに合わせて、
どれが一番有効そうかを考えよう。
・告白の言葉、セリフ
恋愛において告白の言葉やセリフを悩む男女は多い。
決め台詞や言われたい言葉はあるのかと相手の心理を考える事だろう。
しかし、言われたい言葉やセリフというのは特に決まりがあるわけではない。
人の大部分の印象は、表情、服装、目、姿勢などの外見が6割。
声のトーンや大小、イントネーションが3割。話の中身が1割と言われている。
いかにも良くできた、長々とした例文のようなセリフの告白を暗い表情で
目を逸らされながらされても、心には響かないし自信なさげでよくない。
それよりも、たった一言「好きです、付き合ってください」と言う言葉を
大きな声で相手の目を見ながら情熱的に言ってしまった方が効果がある。
「あなたの事が好きです、なぜなら〜」なんて説明をする人なんていないだろう。
告白の言葉は簡潔さと自信、勢いがあることが重要である。
どうせ断られて振られるんだろうと思っていたらその通りになる。
特に、恋人になろうかどうしようか迷っている相手の場合、
告白の仕方で付き合えるかどうかが決まってくることがある。
自信満々で「俺について来い」「私の事好きなんでしょ」
という気持ちで感じで告白してくれた方がすんなり「はい」と
承諾しやすいものだ。人が言われたい言葉なんて「好き」だけで
十分に気持ちは伝わり、内容は足りている。メールで告白する場合でも、
長々と例文のような言葉を並べるよりも、「好きです、付き合ってください」
だけで、相手が余程のロマンチストでない限りは事足りる。
人は人と話している時、話の内容よりも、相手の表情や声の状態を心理的に
感じ取っている。中身や学のある難しい話でも、他の部分に欠陥があれば、嫌われてしまうのだ。
・告白する場所やシチュエーション、タイミング
告白する場所やシチュエーション、タイミングは意外にも重要な要素である。
特に両想いではなく片思いの恋で、自分から相手にアプローチを仕掛ける場合、
これらの要素を良好にしてから本番に臨んだ方が良い。
人間は心理的に相手を肯定したり、受け入れたくなる寛容な時期というものがある。
女性特有のものでは、生理の周期によって気分は大きく違う。
女性は基本的に気分の浮き沈みが激しい事が多く。
タイミングが良ければ、デートの誘いや告白を快くオーケーしてくれる場合がある。
また、男女共通のものとしては、食事を食べ終わって
満足感がある時、飲み会の帰りの薄暗がりの道中、夜景の見える場所やレストラン
などで告白すると成功率が高い。
人は暗がりでは本性や本音、人間的な欲求を抑えずに出せる。
接触行動やボディタッチも暗がりの場所だとやりやすいのはそのためである。
また、特にお酒の席の後は
程よく酔っていて気分が高揚しているため、相手を拒むことなく
身体的にも精神的にも相手の要求を受け入れやすくなっている隙がある
状態と言える。実際にとある飲み会で体験した話しだが、
一人の友達の平均より不細工と呼べるような男が、
飲み会中に美人で可愛い女性の隣で、延々質問を振ったり話しかけて、
飲み会が解散した後、夜中の帰り道に告白し、恋愛成就に成功してラブラブの
カップルとなった。
容姿やルックスよりも愛情や気遣い、積極的なアプローチと
心理テクニックが重なった成功例と言えるだろう。
逆に空腹時や寝不足、体調不良、勉強や試験前のストレス状態の時などは
アプローチも告白も失敗しやすくなる。
他にも周囲が車や人込みで騒々しかったり、ゴミが多く汚れていたり
するとその環境が心理に気分が悪いと感じさせて、断られる要因になる。
断られないようにするには、できるだけ清潔で静かな場所で
告白したい。
また、いつ告白するか、時期はどうするか、恋愛初期か時間をかけて
親密度を高めてから告白するかというタイミングの問題だが、
実は出会った瞬間の初めから告白してしまうのが最も恋愛成就の近道である。
メールアドレスの交換の場合も初対面が最もタイミングとして適切だ。
ズルズルと友達のまま自然消滅するよりもよっぽど成功率が高い。
人は人から好きといわれれば好きになる好意返報性の性質がある。
つまり、初めに好きと告白してから、その後に友達関係として
付き合うことができれば、恋愛対象として意識せざるを得ないため、
出会うたんび、メールが送られてくるたんびに異性として意識するようになる。
これが告白していない場合と告白してから友達になる場合とでは、
心理的な好意の感情に雲泥の差ができる。
もしオーケーされれば付き合えばよいし、
断られたら友達になって継続的に付き合えばよいのである。
少し恥ずかしいかもしれないが、
フライング気味にスタートダッシュする事で恋愛のアドバンテージを取れる。
恋愛は先手必勝が最も強い。ライバルが表れる前に予約しておくのがモテる男女が
使っている手段である。男も女もモテる人は色んな人に恋をして
一人に執着する事はない。出会いがあれば別れもあるし承諾されれば断られることもある
ことを知って、チャレンジしているのだ。
一回告白をして失敗したからといって諦めずにその後も友達として
付き合うことで、チャンスが生まれ、やがて結ばれる事もあるのだ。
つまり、まとめると、告白のタイミングや場所はできれば夕方から夜にかけての暗がりの時間帯
、シチュエーションで相手の気分や周囲の環境がよい時に行うと成功する確率が高くなる。
これはメールでも同様である。相手の気分が優れない時はスルーしておいて、
機嫌が良さそうな時にアタックすることで成功率を高めるのである。