自己開示で好意を示す恋愛心理

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自己開示は人に親近感や安心感、また愛情さえも芽生えさせる作用がある。 男と女の恋愛においてもっとも重要な事は、容姿やルックスが 格好いい、可愛いなどという部分ではなく、心理的な部分の強さから来る 行動力や気遣いの要素が重要である。 どんなにイケメンや美人、可愛い子でモテるような人でも、 何かしらのアクションを起こさなければ、恋愛は発展しない。 例えば、初対面で出会った男女が偶然バッチリと目が合って、 数秒間見つめあい、お互いに好意を持っている両想い状態だったとしても、 その後に声をかけてアプローチするというアクションが無ければ、 そこにあった恋の種は自然消滅してしまう。 実は人間社会では、このように彼氏や彼女を作る恋愛のきっかけと なる出来事が沢山起こっているのにも関わらず、 それをみすみす逃してしまっている事が多い。 学校や職場で知り合った異性の好きな人と、いい感じの 付き合いができていたのに、最後の最後まで、 デートに誘ったり告白することができずに、 友達関係のまま終わってしまっている人は数多くいる。 せっかくの機会を行動力が無いために失ってしまっているのである。 恋愛が成就しないケースで一番多いのは自分の気持ちを 告白やアプローチで伝えるか伝えないか、運命的な 出会いを待っていても可能性は非常に低い。 好意を伝える行動力が最重要である。 もし、お互い好意がある両想いだと思ったら思い切って相手に近づき、 自己開示をすると、驚くようにうまくいく。 むしろ、恋人同士になるためには、自己開示は必須事項で、 欠かせないことである。あるいは、自己開示無しには 人間関係の進展はありえないかもしれない。 これは恋愛だけでなく、仕事の営業や人間関係でも使える 心理テクニックなので覚えて身につけておくとよい。





自己開示をすると相手も心を開く

人間の基本的な心理性質として相手からされたことを 相手にもお返ししたいと思う「返報性」心理がある。 相手が好きだという好意のしぐさや態度、サインやメッセージを 送ってくれれば、自分も相手に好きだという言葉や態度で表現する「好意の返報性」。 相手から嫌いだと言われて避けられたり拒否されれば、 自分も相手を嫌いになる「嫌悪の返報性」の心理といった具合である。 自分が余所余所しい態度だったり冷たく素っ気無い態度なら 相手も同様にそうなるのだ。 つまり、相手の態度や振舞いは自分の行動や気持ちの鏡であるといっても 過言ではない。自分が好きなのに相手に嫌われる場合のそ理由は、 相手に何かしら不満やストレスを与える言動を取っているに違いないのである。
人は打ち明け話やコンプレックスや悩み事などのプライベートな 自己開示をされると、自分も胸襟を開いて相手にプライベートな 内容までも話すようになる。 例えば、初対面で「今日はいい天気ですね」などの当たり障りの無い 話しをしてもそこまでの親しみは感じない。しかし 少し自己開示のレベルを上げて「明日誕生日なんですよ」など と自己のプロフィールを言われたらどう思うだろうか。何だか 相手に興味や親近感が沸いてきて、さらに自分の誕生日も紹介したくなる 雰囲気になってくる。これは自慢話に近いから危険を伴うこともあるが、 「夫や彼氏が邪魔でしょうがない」などの愚痴も自己開示と言える だろう。つまり、人から知られる事の無いような隠し事や秘密の内緒 話しであればあるほど、相手も心を開いて話をしてくれるようになる原則がある。 しかし、相手が心を閉ざしきっているのに、 いきなり心を開に開けて超プライベートな事を話すと、 相手の心理と自分の心理の距離のギャップから、拒否感を示されることもある。 これはナンパと似たような話である。 心を閉じて歩いている女性に、いきなり、「大好きだ」などと言っても 相手からしたら戸惑い困惑するだけで、その場からすぐに逃げ出したい気持ちになる。 まずは、挨拶や世間話などの小さな自己開示から始めて、 少しづつ、相手の心を開いていって、お互いに許容できる関係に 進展させていくのが望ましい。





男と女の恋愛に効く自己開示

恋愛に効き目のある自己開示とはどのようなものがあるだろうか。 最高に効果抜群なのが、「気になる」「好き」という好意を表現する 自己開示である。 極端な例ではいきなり直接告白してしまうのが 最も関係を発展させる近道になる。 人は興味の無い人からの告白されて、初めは拒否して振ったとしても、 後から段々と興味を抱き、恋愛感情を抱く事がある。そして、 告白した後も友人関係として交際を続けていると、「 あの時、告白を断らなければよかったな」と心理的に思い始める。 このように恋愛の最終局面に出すカードと思われる告白も、 実は、恋愛の初期段階にこの告白のカードを使ってしまうのも心理的に有効な手なのだ。 しかしいきなり告白できないのなら他の手段で好意を表現すればよい。 例えば、飲み会の時、いつの間にか 好きな異性の傍に近寄るのは、その行動自体が既に自己開示となっている。 「あなたの事が好きだから近距離にいるのよ」というメッセージになる。 またメールの文章でも好意の自己開示はできる。 「今日の髪型可愛かったね」「今日のファッション似合ってて格好いいよ」 などの褒めるメールを送ってみたりする。 また、会話の時に興味を持って笑顔で微笑みながら聞き、 質問を適度に振ってあげるのも、好意の自己開示である。 プライベートな事柄を話す事で親近感や親密度を高める方法も有効だが、 恋愛関係で一番使う価値があるのは、好きだという好意の気持ちを表す自己開示である。 それは、挨拶であったり視線を相手に向けることであったり、 しぐさや態度でサインやメッセージを出したり、メールで気持ちを伝えたり、 ボディタッチで仲を深めたり、 いくらでもアプローチの方法はあるのだ。恋愛心理テクニックを 理解できれば、あとは 恥ずかしがらず勇気を持って積極的に、アクティブに行動するだけなのだ。






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