私の先輩が「女っていうのは、弱々しそうにしている人ほど、いざというときには自分勝手で薄情だよ。 反対にいつも勝ち気で強そうなしぐさや態度をしている人は、本当は人情味があって優しい人ばかり。 女社長とか店を経営している女性はほとんどこっちの性格タイプだね」 と言っていた。私もこれに賛同した。そう、ビジネスや恋愛で成功したいなら 「人の上に立ちたい」「責任ある立場につきたい」という勝ち気な向上心がある女性の方が 絶対に得であり男性の心理をつかみモテるのである。 勝ち気であれば当然、人と衝突することもある。精神的に傷つくこともあるだろう。しかし、 強気だからこそ、また立ち上がって歩んでいけるのである。 その挫折と挑戦の繰り返しの中で人は成長していき、他人の心理の痛みに同情できるだけの度量が持てるわけである。 しかし、なんといっても勝ち気さの最大のメリットは、目上や年上の女性を味方につけることができる点である。 大人の女性は、自分自身と真剣に向き合い、本気で頑張っている年下の同性が好きだ。 まるで自分の若いころを思い出すかのように可愛がってくれるようになる。 逆に甘えたしぐさや態度をしたり、上司におべっかを使うような女性や、 従順さしかとりえのない大人しい女性は、便利に使うだけで、決して力にはなってくれない。 そのあたり、女性の社会関係は大変厳しいものであります。 このことは、社会人になる女性が必ずぶつかる壁でもある。 占い師の仕事をしている人にアンケートを行うと、悩みの多くは恋愛関係と、職場での 人付き合いだと聞く。特に同性同士の確執は大変苦痛なものである。 だから、そうならないためにも、お局と呼ばれるような先輩女性にさえ可愛がられるのは、 仕事が器用にできるようなスキルアップよりもよほど重要だと言える。 仕事場でストレスを感じないのは最も理想的である。 また、自分より目上の男女と接する機会が多いと、心に余裕も生まれる。 同世代同士だと、つい比較し合って疲れてしまうが、年齢が離れていると、素直にお互いの長所や短所を 認め合うことができる。 さらに、念願はたして人の上に立った時、「自分は 先輩に育てられてここまできた。足る者は、足らぬ者に与えるべき」という気持ちから、 下の立場の人を大切にできる。すると部下は「このリーダーのためなら」と頑張るから、 人望が厚い人物として、評価は上がるのである。 ただし、勝ち気や強気と、生意気や傲慢を混同しないように注意しよう。 強気でいるというのは、他人に対してではなく、自分自身に勝とうという心理のものである。 自信がある人は恋愛も成功しやすい。男も女も自分に自信を持っていて、 余裕がある人は誰からもモテるものである。