人は年齢を重ねるごとに、責任や果たすべき義務、仕事が増加していき、 プライベートでも公的な場所でも、他人に甘えることができなくなってくる。 そして心理的なプレッシャーも掛かり男も女も恋愛をしている余裕が無くなってくる。 表情も自然と険しくなり、しぐさや態度もいい加減になり、人から好かれにくかったりモテなくもなってくる。 例えば、新入社員なら、可愛く「できませーん」といえば、誰かが助けてくれる。 しかし、勤続年数が10年前後の人に、それらは許されない。 さらに街に出れば出たで、自分よりも若く元気がある人ばかりが目につくようになってくる。 浮かんでくるのは「私はもう女として終わっているのか」「僕は誰からも愛されず大切にされない、こんな 苦しい生活が永遠に続いていくのか」といった不安ばかりである。特に20代後半から30代半ばの女性に 、この傾向は顕著である。 そして残念なことに、ここで開き直ってしまう人が大多数である。 「どうせ私はもう若くないわよ」「どうせ恋愛なんてできない」と悪い方へとマイナス思考 ばかりしてしまい、諦めてしまう。するとまず笑い声が低くなり、しゃべり方も気取りが無い、 といえば聞こえがいいが、女性らしい丸みを失っていく。 人生に対する投げやりさはしぐさや態度、表情にも表れ、足を思い切り開いて座ったり、物を粗末に扱うようにもなる。 ある意味で、大胆不敵になるのだが、それは度胸ではなく、単なる図々しさにすぎない。 心の潤いと謙虚さを失えば、恋愛だけでなくあらゆるチャンスが遠ざかっていくのは当然である。 乙女らしい恥じらいや奥ゆかしさは女性の美しさを形成する。 人がほめてくれても、「どうせお世辞に決まっている」と断定し、可愛げもなくなっていく。 「どうせ」や「何をしても無駄」と幸せや成功の機会を自ら拒否したり 否定すると、本当にその通りになる。しかし、考えてみてください。「どうせ私なんて」という線引きは、自分で 勝手に決めただけのもの。いくらでも変更可能である。 未来への不安を感じたら、自分より年上で輝いている女性の真似をしたり、自分の主張は いったん横に置き、他人の言葉に素直に耳を傾けてください。 心を豊かに彩っていけば、女として、人として魅力的であり続けられる。 それこそが、一生モテる女であり続ける秘訣である。これは男性も同様で、 前向きでポジティブシンキング、自信に満ち溢れた人というのは誰からも好かれるし人気がある。 心理的、精神的な思想はそのまま体や顔、人生をも左右する要素なのである。