普段あなたはどのような人に好意や興味を抱くだろうか。 人間というのは理性的な動物とは言われているが、実際の所は無意識下の本能に従って言葉を発したり行動している。 最も簡単な例では、水を飲みたいと思ったら飲み物のある場所に行き、運動不足と感じたり、誰かに会いたいと思ったら外に行く。 それと同じようにどのような人を好きになりやすいかもある程度は決まっている。 その中のひとつには名前を呼ばれるというものがある。 「おい、そこの君」「お前」なんて言われるよりも「何々さん」「何々くん」と呼ばれた方が親近感が沸くだろう。 さらにもう一段階ステップアップするとボディタッチで親密度がさらに増すようにできている。 人間関係は視線やアイコンタクト、見つめ合って警戒していないか受け入れてくれるか判断し、次に声をかけて会話をする、 そしてその次に触れ合いと順を追っていく。男心も女心もここら辺は似たようなもので、 このステップを満たしていくことで安心感や恋愛感情が生まれてくる。 アイコンタクトしたり会話をする前にいきなり触ったらそれは拒否されてしまうだろう。 だから、まずは名前を呼ぶことで恐怖感や余所余所しい他人行儀な心の壁を打ちこわすことが恋愛において重要になってくる。 名前を呼ぶことはその人の存在を認めている証明であり、尊重されていると思わせる効果があるのである。
個人個人には最も好きな音というものがある。心理学の実験で脳波を調べたりアンケートをとった結果明らかになったのが、
自分の名前を呼ばれた時が最も快の感情を感じるという。耳に入りやすい音というわけだ。
心理学でカクテルパーティ効果というものがある。騒々しいパーティ会場でも、遠くで自分の名前を呼ばれたら
その音だけがピンポイントで聞こえてくるというものだ。これは、自分の名前にだけ意識が鋭く反応していることを意味する。
つまり、人は自分の名前を呼ばれるのが一番好きなのだ。
これはもちろん恋愛テクニックにも応用できる。ただ、初対面で自己紹介をした後にいきなり下の名前を呼び捨てにしたりすると
「なんで対して仲良くもないあんたに突然名前を呼ばれなきゃいけないのよ、失礼ね」なんてプンスカ怒り出す男女も仲にはいるかも
しれないので注意しよう。ただ、多くの割合で社交性やコミュニケーション能力が高い人の場合、ニックネームや
名前を呼ばれるのを悪い気はせず、むしろ心理的な距離が縮まったと感じ親しい関係になれること間違いない。
私自身学生時代の記憶では、モテる男が友達にいたのだが、その男も何の気なしに女の子を下の名前、しかも呼び捨てで
平気で呼んでました。遠慮せずズケズケと相手の精神に土足で踏み込む位の方が恋愛や結婚をうまくいくようにするには
有利なのだろう。何年一緒に居ても、いつまでたっても「○○さん」では少し余所余所しいと思われてしまうのです。
年上や年下、上司、先輩後輩など、上下関係によっては難しいかもしれないが、人は基本的に自分の名前を呼ばれるのが
大好きなのだ。だから、男心や女心をつかみたいのであれば、臆することなく恥ずかしがることなく、名前を呼んで挨拶したり
話しかけたりするようにしよう。これは男女共通の親密度をアップさせる簡単な方法です。
また、名前を呼び間違える人が良く居るが、これは心理的には頭の回転が速い人という結論が出ている。
彼女とのデート中に別の女の子の名前が出てくる彼氏など、別段浮気心が無くてもそのような間違えは起こりうる。
頭の回転が速い人は常に頭の中にいろいろな言葉がグルグル回っているため、
何か関連するキーワードが話題に上ると似たようなものを言葉として吐き出してしまうことがある。
簡単な言い間違えの例では、モナコの事をモナカと言ってしまったりすることもある。
ただ、潜在意識の中にある欲求が名前の呼び間違えや言い間違えを起こすことがある。
「あの人に会いたいな」と思っていたらその人の名前が自然と勝手に出てきてしまうということもあり得る。
ただし、あまり疑いすぎると人間関係はうまくいかないので、ここら辺のチェックは余程の浮気心でもない限りほどほどにしておいて
良いだろう。誰だって名前を呼び間違える事ぐらいあるのだから。