人間が日常生活を送っている時、意識的に言葉を発することを言語コミュニケーション。 しぐさや態度、見えにく細かいサインなどを行うことを非言語コミュニケーションという。 実は人間は無自覚に非言語のメッセージを示していることが多い。 その無意識のメッセージを無意識のうちに発信したり受信したりして心理や気持ちが揺り動かされている。 結婚した夫婦やいつも一緒にいる恋人同士などはこれがよくわかると思う。 一方が不機嫌だったり、仕事でストレスを抱えていたりすると、それが無意識のうちに顔の表情や冷たい態度やしぐさとして 心理が表出する。その無意識の不機嫌状態であるしぐさや態度のサインを無自覚のうちに感じ取って、 なんとなく「距離を置いた方がいいかな」と感じて離れていようと思う。 逆に、幸福感に満たされて満足げな気持ちの人は、そのような表情や姿勢、しぐさや態度などの非言語メッセージに 現れる。そうすると、自然と「この人に近づいたらいいことありそう」と無意識のうちに感じることがある。 だから、モテる人や好かれる人はますます友達や好きな人が寄ってきて、 「自分は駄目だ」と思っている人は、類は友を呼ぶで似たような負の感情を持った人を引き寄せたり、 近づきがたい印象を与えている事になる。 つまり、相手の態度というのは自分の振る舞いや行為によって決定されている部分があるのである。 これを応用すれば恋愛心理テクニックとして、異性を上手にコントロールできるようにもなってくる。
男性は興味の無い素振りをしているが、案外女性の事を見ている。 確かに髪型や服装などあまり気にしてくれないこともあるが、 無意識的に相手の気持ちを感じ取っていることが多い。 デートをしている最中に相手がつまらなそうな表情をしていれば、退屈してるのかなと感じるし、 体調が悪そうだったらそれも無意識のうちに感じ取って気にしてくれる。 逆に言えば、女性が好きな男性を喜ばせるようなしぐさや態度、サインを意識して示すことができれば、 相手の気持ちを自分にグッと惹きつけることができるようになる。 顔が可愛かったり美人であること、スタイルや体型がスリムで美しいことも大事な事だが、 これらの特徴がなくても男性を虜にしているモテる女性は、男性の心理をつかむのが上手だと言える。 男性が一緒に居て嬉しい女性へとなっているのである。男性が一緒に居て楽しいと感じるのは、 自分の行動に対して素直に喜んでくれる人である。 会話をしていても、無表情だったり反応が鈍いかったりすると男性は面白くないと感じる。 男性が発した言葉に対して、リアクションをしたり、ニコニコと笑顔で相槌をうってくれれば非常にうれしい。 男性が好きな女性のタイプは喜び上手、プレゼントを受け取るのが上手な女性なのだ。 男も女も相手に話を聞いてもらうのは楽しいもの。特に男性は笑ってくれたり褒めてくれる女性に弱い。 プライドが高いため、自分を認めてくれるような言葉をかけてくれるのは非常に嬉しいのである。 言葉でなくても、目を輝かせて相手に視線を注ぎ目を見つめたり、肩を叩いたりボディタッチをしてみたり、 相手が話しかけて来たときに聞こえないふりをして一歩相手のパーソナルスペースに踏み込んでみたり、 話すのが苦手な人でも、行動によって相手に好意を伝えることができるのである。 むしろ、言葉よりも相手の潜在心理や意識へと深く入り込むため、よりお互いの関係が親密になるきっかけとなる。 人間同士の付き合いは、言葉の中身よりも、しぐさや態度、非言語コミュニケーションの方が重要で、 言葉でどんなに「好きだ」「愛してる」と言っても、それに行動が伴って示されなければ信用されない。 むしろ、言葉よりもしぐさや態度、サインや振る舞いで好意を表現してくれれば、より信頼できる証となるのである。 無意識のうちに相手を拒絶するような態度をとっていないか注意して、相手を受け入れる 余裕を持って生活するように心がけたい。いつも険しい顔や疲れた顔ばかりしていては、 良縁や幸運も逃げてしまうだろう。