男と女、結婚の恋愛心理学
男と女の恋愛心理学 ＞ 男と女の恋愛心理学コラム ＞ 男と女、結婚の恋愛心理学多くの異性の中から自分にマッチした理想的なパートナーと結ばれる結婚は、人間にとって生きる目的の一つでもある。 だから、大部分の潜在意識の中に結婚願望が必ずといっていいほど自然に備わっている。 子孫繁栄という生物的な本能で言えば、大勢いるライバルの中から配偶者を得ることは最も重要なことである。 動物の世界ではオス同士が力強さや特徴を披露しあい、優れていてメスに選ばれた方が自分の遺伝子を後世に 残すことができる。人間の結婚も同様である。しかし、人間の場合は結婚生活を 続ける上で様々な問題が起こる。お互いの心理をよく理解してコミュニケーションを上手にとらなければ、 思わぬところでスレ違いが起こってくる。夫婦生活を維持するというのが思ったよりも難しいものである。 無意識のうちに冷たい言葉で相手を傷つけてしまったり、愛情表現が不足しがちで心にぽっかりと穴を開けてしまったりする。 恋人同士の中が険悪になる原因や理由では、「性格や価値観の不一致」「浮気や不倫」「会う時間が無い」 などが挙げられる。それのほとんどは、 相手の考え方や感じ方、心理的な部分の違いを理解しないまま衝突することによっておこるものである。 既婚者になると、独身時代の恋愛とはまったく違うことに気づかされる。 理想と現実のギャップにショックを受けて、絶望し離婚にまで発展することもあるぐらいだ。 お互いの気持ちや感情をよく認識し、理解してあげることで、夫婦円満になるし、結婚や恋愛が 成就しやすくなってくる。さらに、心理学を知っておけば、男女のコミュニケーションを円滑にすることができ、 お互いの不満や改善点をあらかじめ知らせることができる。そのことで破局を避けられるようにもなる。
結婚に対する男心と女心
男心と女心では結婚に対する考え方や気持ちが異なっている。これは生物的な
本能からくるものであり、理性だけで判断できるようなものではない普遍的な事柄である。
確かに個人個人千差万別に考え方は違うかもしれないが、大方の心理は一致している。
・結婚に対する男性心理
男性は結婚に消極的な人が多いという。オスの本能として、
結婚してしまうと、女性と生まれてくる子供のために世話をしなくてはいけなくなり、
他の女性に種を蒔くことができなくなってしまう。だから当然の心理である。
他にも経済的な理由から結婚したくないという場合もある。「僕みたいな低収入な男で
妻と子供を養っていけるだろうか」と自信喪失気味になってしまっている状態だ。
男性は結婚するとなると金銭的な面や将来の生活設計の見通しを考えようとする。
そうなると大抵の男性は段々と不安になって負のスパイラルに陥る。
この状態で結婚を渋る人は思ったよりも多く、女性が積極的にアプローチしなければなかなか結婚に踏み切る勇気がわいてこない。
現在は非婚や晩婚化が進んでいる。
不況や経済難で収入が減るのは仕方のないことだが、精神的にも圧迫されている様が伺える。
男性は基本的にはなかなか結婚したがらない性質を持っている。
プロポーズをしようと決意するためには何かしらのきっかけがなければいけないのである。
・結婚に対する女性心理
女性は結婚に対して夢の国へ行けるかのようなお花畑な妄想を抱いている。
「結婚したら大好きな彼氏とずっと一緒に居られる」なんて思っていたりする。
実際の夫婦は、独身のカップル時代どんなにラブラブであっても、
結婚して１年もしないうちに一緒に居ることに飽きてくる場合がある。
人間の心理としては３年が愛情の期限と言われていて、その年月以上交際関係が続けば一生続く関係であると言える。
結婚の理想と現実のギャップにショックを受けるのは夢見ている女性の方が多い。
実際の金銭的な生活プランなどをあまり詳細に練ることなく、なんとなく男性についていってしまうのである。
結婚すれば主婦になれて旦那の帰りを待つ生活になれるし、夫がお金を稼いだり食料を持ってきてくれたり、
自分と子供を保護してくれる、という契約を取り付けたようなものである。
女性にとって結婚は得すること、メリットばかりでデメリットがほとんど皆無な制度である。
だから、女性は男性よりも心理的に恋愛の欲求も結婚願望も旺盛であると言えるのである。
・結婚の決め手
ダラダラと恋人関係を続けているのになかなか結婚しないカップルが大勢いる。
「もっと素敵な異性のパートナーが現れるかも」「もっと可愛い子や美人、イケメンが告白してくれるかも」
などという淡い期待がどこかにあるからである。結婚をするためには勢いがなければ難しい。
お互いがどこか惰性で付き合っていることがあり、妥協というと語弊があるが、「この人がいい」
と決めることができない。その結婚のきっかけはどんな些細な事でもよい。
何か心理的に「よし、結婚するか」と思うきっかけがあればよいのである。
「一緒に住むことを決めた時」「今度の誕生日にプロポーズしたら」「子供ができちゃったら」
「昇進して将来の見通しが立てたら」などである。何か結婚へのスイッチを押させることができればそれが
決め手となる。それは女性からの小さな褒め言葉や「子供が欲しいね」という結婚につながる気持ちを伝えた時かもしれない。
既婚者に理由を聞くと「なんとなく」と答える人が多いが、実際のところはそのようなスイッチがどこかで
入った時だろう。特に男性がプロポーズするタイミングは仕事や遊びで何かうまくいったことが多いと感じる。
やはり最も単純で多いものは「同棲する」ということだろう。人の恋愛感情は距離に比例して高まる。
いつでも密接距離にいることは、ラブラブの状態であれば、とてつもない相乗効果で愛情が深まるイベントだろう。
・結婚したいと思われる男性
結婚したいと思わせる男を女性に聞いてみると、「人柄や性格がいい」「包容力があって優しい」「経済力と金銭的な余裕」
「仕事をバリバリこなし頼りがいがある」などの事柄が挙げられる。
顔や容姿、ルックスがどうとかというのはあまり関係が無い。モテない人や結婚できない人の多くは、
「イケメンじゃないから」「顔が悪いから」というが、女性は男性よりも中身重視な部分が大きいので、
あまり格好良くなくても実はそこまで問題ない。痩せていてもやしみたいでも、ちょっとぽっちゃり系な人でも、
それなりに彼女がいたりするものである。女性は自分からできるだけ遠い遺伝子を持つ人を選ぶという特性が備わっている。
だから、特異的な特徴を持っている男性についつい魅力を感じて惹かれてしまうことがある。
ナチュラルなしぐさや態度で、誠実に好意や好きという気持ちを伝えていけば、その熱意に負けて
案外結婚してくれたりするものである。女性は男性から愛されたいと思う受け身な性なのである。
上記の特徴の他に「マメ」というものもある、マメにメールや電話で連絡したり、相談に乗って愚痴や小言を聞いたり
してあげると、次第に男性に対する恋愛感情が積もっていき、恋人になってしまうという。
女性は情緒的でマメなアプローチに弱いのである。
・結婚したいと思われる女性
結婚したいと思わせる女は男性から見て女性としての魅力を備えている人であると言える。
「癒し系で和む」「大人っぽい爽やかな色気」「家庭的な心遣い」「性格や価値観の相性がマッチいている」
男性の望んでいる理想の女性は嫁として適しているかどうかである。独身時代なら
多少居心地が悪くても一緒に居て楽しかったり面白ければ付き合っていられるかもしれないが、
いざ結婚となると基準は大分変ってくる。男性は毎日仕事でクタクタに疲労している。
そして帰宅した時に奥さんの優しさに癒されたいと思っている。
自分の相談ややりたいことを素直に受け入れてくれる女性や、自分を認めてくれたり
褒めておだててくれる女性には自然と癒される。天然系や癒し系の女性がモテて好かれるのはいつの時代も
同じである。気が強すぎたりサバサバしすぎていると、逆に近寄りがたい印象となり、一緒に居て疲れる女性と
判断されてしまう。また、女性らしい色気は、多少姿勢を気にしたり日常から体を動かしたり運動するように心がければ
自然と身につけることができる。特に姿勢が良い女性は、ナチュラルに女性的なラインを際立たせることができる。
バストも張りが出て、腰もくびれ気味になり、ヒップも引き締まる。また、背中や腰をまっすぐに伸ばして姿勢を保つと、
余計な脂肪がお腹周りに溜まりにくくなるという効果もあるという。姿勢を正せば、自然と表情も朗らかになってくる。
猫背で背中を丸めていると、表情も暗くなり、スタイルも悪化する。他に男性は家庭的な女性が大好きである。
掃除や料理が得意な人はそれをアピールすると高得点である。誰だって清潔な住まいで暮らしたいと願うものだし、
毎日おいしい食事ができれば、仕事も頑張れるというものである。他にも子供好きだといことを
さりげなく男性に伝えると、深層心理的に、自分の子供もしっかりお世話して育ててくれそうだと好感を持つ。
これらは全て能力的なものだが、やはり最終的には性格の相性である。特に男性は
女性よりも癖が強い人が多く、肉食系、草食系、文系、理系、明るい人、暗い人、など人によって
相性が全く違う。この中でも、趣味や笑うタイミングなどが合うことは最もベストであるという。
趣味が合えば一生その趣味の話や共同作業でいくらでもコミュニケーションが取れる強みがある。
笑う場所が同じなら同じものを見たり、同じ場所で共感し笑いあうことができる。
結婚したいと思わせるためには、彼氏のペースに歩調や呼吸を合わせてあげるというのも結婚の恋愛心理的なポイントの一つである。
結婚手段の多様化
現在は昔のように仲人や近所のおばさんや両親などでお見合いをしたり、娘や息子、友達を紹介して結婚することが減ったという。 近所づきあいも段々希薄になってきて、さらにおせっかい焼きのおじさんやおばさんも減っているのだという。 しかし、そのかわり他の結婚へのツールや手段が増えてきてる。 インターネットで結婚相手探しをしたり、合コンスタイルの結婚相談所やパーティで理想のパートナーと出会うというものである。 顔写真や年収情報、職業や趣味、特技などが書かれたプロフィールをインターネットで閲覧することができ、、 その中から好きな相手を選んでお見合い形式であったり、メールアドレスや連絡先を交換したりするというものである。 これは非常に便利なもので、色々な人を検索することが可能で、余った(といっては失礼だが)独身男女の 中から自分の好みのタイプに近い人を選択することが可能である。 もちろん高望みをしすぎれば競争率は高いかもしれない。しかし、ほんの少し理想の水準を下げて妥協すればすぐに 結婚相手が見つかるだろう。昔に日本ではお見合い結婚がほとんどで、初対面で会ったばかりなのに 結婚を決めてしまうのは一般的であった。それでも恋愛結婚と同様、お互いに愛情は深く夫婦円満に生活することができているという。 結婚のために結婚をするというのも案外悪くないことなのである。 人は順応する力、環境適応能力に優れており、多少困難なことがあってもすぐに慣れてしまうもの。 美人は三日で飽きる、ブスは三日で慣れるという名言もあるように、容姿がかわいい、おしゃれ、美人、スタイルが良いなどは さして問題ではない。それよりも芯にある性格がまっすぐで信頼できる人かどうか、それだけである。 お見合い結婚だろうが、恋愛結婚だろうが、インターネットの結婚紹介所だろうがそれは同じ話だ。 結婚したい男と女が出会い、結婚を決める。なんとも素晴らしい仕組みではないかと思う。 需要と供給、お互いのニーズを完全に捉え、さらに幸福にするビジネスというわけだ。 なかなか結婚できないことに悩んでいたり困っているのなら利用しない手はないだろう。 結婚したいと思われる男 結婚したいと思われる女 結婚する手段の多様化 お見合い結婚 恋愛結婚 晩婚化非婚化傾向 結婚の決め手 結婚の問題点、メリットやデメリット 倦怠期の原因、理由
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