恋愛をしていく上では積極的アタックすることは必要になってくる。 恋愛を成就させるためには、初対面でも声をかけたり、学校や仕事場などで挨拶を交わしたり目を見つめてみたりボディタッチをしたりなど アピールしなければならない。しかし、その恋のアプローチも 度が過ぎてしまうと相手から煙たがられてしまうことになりかねない。 人間の心理として、人から強制されるとそれをやりたくなくなってしまうところがある。 特に男性心理はこの傾向が強い。追えば追うほど逃げてしまうというのはよくあることだ。 恋は押したり引いたりの絶妙な距離感が大切で、どちらかが急に近づきすぎたり、 逆に離れすぎてもバランスが悪くなって失敗してしまう。 あまりにガツガツと必死に恋人との出会いを探したり口説いたりするようだと、 相手もついつい拒否したくなったり気持ちが冷めてくることがある。 「焦らす」という言葉があるが、これは恋愛にはちょうど良い調味料、スパイスになる。 急にメールや電話で連絡が来て、「今日遊ぼうよ」という誘いに乗ってしまうと 都合のいい女になってしまうことがある。 人が恋愛感情を育てるのは、会っている時間よりもむしろお互いが 会っていない時間である。特に片思いの場合は、常に好きな人の事が頭から離れないため、 考えれば考えるほど好きになっていく。すぐに遊びの約束をして簡単に会ってしまうのも確かに良いかもしれないが、 「友達関係」でいた方が長続きするカップルになれるかもしれない。 女心は少しずつ恋愛感情をため込んでいく傾向が強い。男性は道行く可愛い女性やスタイルの良い美人に 惚れて行くが、女性はそんなに簡単には好きにならない。 それに、女性は普段からナンパ師や他の男からデートや遊びに誘われている場合が多く、 そのような不純というか軟派な人達と同様の属性にカテゴライズされてしまってお払い箱にされてしまう。 男性が女性を恋人にしたい場合は、長期戦で余裕を見せることが望ましい。 日常すぐに遊ぼうという俗に言うチャラい男ばかり見てきているから、誠実で大人の余裕が ある紳士なしぐさや態度をしている男性にコロッとついて行ってしまうのが女心というものである。 これは男心でも同様かもしれない、やはりすぐに遊べるような女性よりも、 多少間をおいて、落ち着いた雰囲気で一緒に居られる人の方が長続きする恋人関係になる。 確かに短期的で刺激的な付き合いも良いかもしれないが、それでは少し味気ないだろう。 必死になって頑張ることも大切だが、あまりに切羽詰まったような表情で 必死になられても、反射的に拒否したくなるのが人間心理としては当然である。 それよりも、相手から吸い寄せられるような、大人の余裕を持って接するようにした方が モテたり好意を持たれるのは容易いだろう。