男と女の恋愛は、付き合うかどうかの選択権の多くは女性が握っている事が多い。 余程モテる男性か結婚しているのに不倫で恋心が盛り上がってしまった場合は男性の方から積極的に別れを切り出すことが 多い。しかし一般的に結婚前の独身時代は女性が飽きたり男に対する恋の熱が冷めたりすることで別れることになる。 男性の話を聞くと、「理由もわからないうちに急に別れを切り出された」という相談が多い。 そして、彼氏と別れた彼女の方はというと、既に新しい恋人候補を予約済みであったりする。 実際には急に嫌いになることは少なく、何かしらの不満や原因についての指摘、別れそうなサインやシグナルを彼女が発している。 男性はしぐさや態度、表情や言葉など、あらゆる部分で鈍感なタイプの性格が多く、 女性の別れのサインや危険信号を見逃してしまっていたりする。 しかし、それに気づいたところで既に手遅れの事が多い。女性の採点方式は減点方式であり、 恋愛の貯金が無くなる一線を越えると急に態度が硬化して嫌悪感を示す。 恋愛貯金とは、普段からの女性に対する気遣いや褒め言葉、興味や関心を示してかまってあげてるかによって貯まる。 一度褒められたら1点、プレゼントされたら1点、と少しずつ貯まるのが女心の特徴である。 それに対して男心は、たった一度でも、嬉しい事をされたらその質によってどんどん加点する方式の評価方法である。 だから、見ず知らずの初対面の女性にいきなり告白されても、それだけで100点満点となる。 男性に対しては短期的な質のアプローチ、女性に対しては長期的な量のアプローチが心理的に効果的と言われている。 つまり、男性は「嫌い」から「好き」に心変わりするのは容易だが、 女性はそう簡単に瞬間的に惚れることが少ない。徐々に嫌いになったり好きへと感情が変化していくである。 だから、女性が別れのサインがシグナルを出したら早い段階でご機嫌を伺ったり対処して原因を 改善しなければ、あっという間に破局まで一直線に進んでいくことに繋がる。
一般的には女性から「好きになれなくなった」「他に好きな人ができた」などと別れを切り出すことが多いが、
男女共に別れそうなときはそのような雰囲気になっているものである。特に男性側は彼女の別れたい気持ち
を鋭く察知して早めに自分の行動に変化や刺激を加えなければすぐに彼女は消え去ってしまうだろう。
別れを避けたければ相手のしぐさや態度、言動などの変化をよく観察する必要がある。
お互いにモヤモヤして惰性で付き合っているのなら、相手の本音や本心の気持ちを
確認して綺麗サッパリ別れてしまうのも正解である。恋人がいない独身の状態になると
周囲の異性の魅力が見えてきて新しい出会いが見つかる可能性が高まる。
どちらにしても相手の心理を理解することは大切なことである。
・メールや電話がいい加減
付き合う前は長電話や長文メールで親身になって相談に乗ってくれたり雑談の電話やメールにも付き合ってくれたのに、
無視されたり、短文で絵文字無しの愛想の無いメールが増えてくる。メールの回数や頻度も
少なくなってくる。
これは相手に対する気持ちが冷めていることが多い。また、今の恋愛関係に安心しきってしまって
電話に着信があっても面倒くさがって出なかったり、メールがいい加減になっていることもある。
このおざなりな態度が別れるきっかけや原因になることも
あるので相手だけでなく自分がそうなっていないか注意する必要もある。
・面と向うと好意や嫌悪がわかる
お互い両想いのカップルは目を合わせる回数も時間も非常に多い。嫌いな人や避けたい人に対しては
目を合わせようとしないのが一般的な人間の恋愛心理である。
ラブラブの恋人同士は時間さえあれば駅でもエレベーターでもどこでもお互いの顔ばかり
見つめあっている。さらに微妙に微笑んでいて自然と笑顔になっている。
声のトーンも女性は好きな人や興味のある人に対しては1トーン音域が高くなる傾向がある。
猫なで声などといって女性の同性から嫌われる声は男性からすれば女性らしい聞いていて気持ちの良い音なのである。
これはカップルによってしぐさや態度、会話の度合いなどは千差万別でまったく違うものである。
普段口数が少なく無言や沈黙していてもお互い居心地が良いカップルはそのままで大丈夫。逆に
普段能弁でお喋りなカップルが急に会話の数が減ったら危険信号となる。
だから、付き合ってきた以前と現在がどのように変化しているかに注目すれば相手の心理やサインが読み取れる。
・デートや遊びの誘いを断られる
ある程度付き合って一通り盛り上がったカップルは、
デートや遊びの約束を取り付けようとすると「忙しい」「ヒマがない」といって断られるようになってくる。
デート当日に「寝てた」など寝坊をしてしまうこともあるだろう。
確かに実際に仕事やバイト、サークル活動や試験など本当に遊ぶ時間が無い程スケジュールが埋まっていて
忙しいのかもしれない。しかし、なかなか会う時間が無いというのは恋心が途切れてしまうきっかけになる。
離れていてもお互いの気持ちが繋がっている程仲が親密な恋人同士であれば、少しぐらい断られても
問題ないかもしれない。しかし、去る者は日々に疎しという格言もあるように、
遠くにいる人というのは自然と気持ちもスゥーっと消え去って忘れてしまいがちである。
恋愛心理ではパーソナルスペースというものがあり、自分の近くにいる人を好きになりやすいという性質がある。
彼氏や彼女と会っていない間に、他の異性が近くに寄ってくれば、その人と一緒にいたいと思うのが
人間としては自然なことで、今の関係にあぐらをかいて油断していると、いつの間にか
相手が新しい恋人を見つけてしまっているかもしれない。もし忙しくて遊べないのだとしても
恋人関係として長続きさせたいのならば、メールや電話、記念日や誕生日プレゼントを贈ったりすることで、
定期的にお互いの関係を再確認するようにしておきたい。
・会話がとげとげしい
人は、好きな人や身内には基本的に甘い。付き合う以前は乙女で会話もおしとやかだったのに、
段々と会話が荒々しくなったり、逆に口数が少なくなって会話が続かなくなってきたりする。
特に男性は、あまりおしゃべり好きな人は多くなく、お互いの関係に慣れることで会話が減る事が多い。
逆に女性は好きになればなるほどおしゃべりがしたくなり、自分の愚痴や今日あった出来事、世間話などを
話を聞いてほしいという願望が出てくる。この男心と女心のスレ違いによって別れるカップルも多い。
男性は気持ち普段より明るく振る舞うように努力し、女性は普段よりも口数を減らすことで
男性に癒しや安心感、安らぎを与えることができるようになるだろう。
女性が求めているのは話を聞いてくれる彼氏や夫であり、男性が求めているのは
黙っていてもついてきてくれるような美人で従順な彼女や妻なのである。これは結婚相手に求めるものにも
共通しているところがある。心理的には男性は征服欲や支配欲、独占欲が強く、女性は従順で母性的、可愛い子供や
誰かに尽くしたいという本能的な願望があるのである。