嫌われたくないと思うと態度に出る

男も女も嫌われたくないと思って人と接してしまう人が意外と多い。これはコミュニケーションが苦手な人や消極的な男女が陥りがちな心理状態で、かえって嫌われやすい原因となっていることがある。恋愛においては、好きな人や気になる異性の前に出ると、ついつい嫌われまいと思って普段の自分を出せず、当たり障りのない会話や態度をしてしまう。これは自分の心理に壁を作っている状態であり、それらの気持ちは言動に如実に表れる。無意識のうちにどこか他人行儀な印象を与えてしまうことになっている。また、人から嫌われまいと自分の本心や本音を素直に表に出さないため、影が薄く、印象に残りにくい人物になってしまう。これでは恋愛対象として見られるのはなかなか困難である。恋愛は強烈なインパクトや人とは違う魅力や惹かれる部分があってようやく成立する。ただの友達であるかのようなしぐさや振る舞いをされていては、恋の対象にならないのである。このように「人から嫌われたくない」「好きな人に嫌われたくない」と思っている人は、ナチュラルでリラックスしていたり自然体になることができないため、どこか余所余所しい、そして、それらのしぐさや態度が相手の無意識の心理に反応して、「自分に心を開いてくれていないな」と思ってかえって仲が深まらない結果になってしまう。好き嫌いというのは色々な個性がぶつかりあった結果生まれるものである。自分の性格やタイプを捻じ曲げてまで人と接するのは良い結果を生みにくい。

嫌われない方法とは

人から嫌われたくないと考えている人の多くは自信が無いという特徴を持っている。常に誰かと一緒にいないと不安であったり、彼氏や彼女、恋人が居てくれないと寂しいと感じてしまう。だから、自分の本音や本当の気持ちを隠して人と接する機会が多くなる。それは仮面を被りながら人付き合いをしているようなものだ。特に恋愛では、嘘をつかれるのを嫌う人が多く。さらにしてほしいことや欲求を素直にしゃべってくれない人が相手だと非常に苦労する。我慢ばかりするのではなく、時にはわがままを言ってみたり、自分の心の中に浮かんだ言葉をそのまま口に出して声にしてみてはどうだろうか。例えそれが悪口や毒舌な内容であったとしても、人は案外受け入れてくれるものである。その会話の中身よりも、本音で正直に心を打ち明けてくれたことへ感謝して、自分も相手に話してあげたいと思う。これは心理学の相互作用の気持ちである。好意や嫌悪の関係は自分の映し鏡のようなもので、自分が相手に好意的な言葉や態度をとっていれば、相手もそれに応えてくれる可能性は非常に高い。自分が相手に嫌われまいとして、弱気になったりオドオドとしていたら、相手も普段の自分を出さずに装った付き合いをしようと考える。嫌われない方法というのは、多少嫌われても仕方ない、とあっけらかんとした気持ち、楽天的、ポジティブシンキングでいることだ。それらは自分に対する自信に繋がり、その自信や余裕が相手に安心感や包容力を感じさせるのである。肩肘をはって緊張したままでは、相手もリラックスできない。嫌われたくないのなら、自分が力を抜いてリラックスしなければならないのである。モテる男女の共通点は自然体で余裕があることである。嫌われないだけでなく好かれるためにも自分に自信を持つことは非常に大切なことなのだ。

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