人はどのような生活をしていても常に様々な原因によるストレスに晒されている。 学生も会社員もOLも社長もニートもフリーターも主婦もそれぞれに悩みや嫌な事を抱えている。 よほどポジティブシンキングの人か楽天家の人でもない限り、負の感情へ傾いてしまいがちだ。 虫に免疫が無い人は虫を見ただけでストレスになる。 嫌いな人が目の前を通ったりテレビに映ったりしたらそれだけでも心理的に負担を感じる。 マイナス思考の人は物思いにふけっているだけで自分の頭の中で負の感情が増幅されていくだろう。 また、このようにネガティブなストレスだけではなく、人は幸福を感じた時にも ストレスを感じるとされている。恋愛がうまく成就して好きな人と一緒にデートしている時すらも 心理的にはプレッシャーとなっているのだ。 だから、人はそれらの心の重さを解消するために様々な行動をすることでストレスを発散させる。 これには様々な方法があり男心と女心での違いもあるので理解しておいて損はないだろう。
・友達や家族、彼氏と話す
これは女性に多いストレス発散方法である。女脳は元々人と仲良くしたいという親和欲求が強く、
誰かとおしゃべりしているのが大好きである。女性同士で女子会などの食事会を開く理由は
当たり障りのない雑談や無駄話、世間話をするためだけである。女性は誰かと会話すること
そのものが生きがいであり、それが最終目的と言っても過言ではない。
イケメンでモテると言われそうな男性でも、「無口」「寡黙」という特徴や性格を持っていると
女性からあまり人気が出ないのはこのためだ。
・家でひたすら寝る
家でゴロゴロしたりお風呂に入ったりするのは、良いストレス解消法である。
人がストレスを感じるのは外からの刺激に対して過敏に反応してしまうからで、
家の中で休憩していれば、そのような刺激が無く休むことができる。
家にペットがいればペットとの触れ合いで癒し効果が得られる。
ヒーリングドッグなどがカウンセリングでも用いられるように、動物は人の心を多いに癒す。
お風呂に入ればマッサージ的な効果もありリラックスできる。
これは仕事や残業で疲れたサラリーマンに多い。結婚した夫婦の場合、旦那は
休みになると大抵家でゴロゴロしている。それを鬱陶しいと思うのが妻である。
・音楽を聴く
自分の好きな音楽を聴くことは非常に効果的なリラックス効果を生む。
音楽には人によって好き嫌いがあり、自分にとって心地よいリズムや波動が存在する。
多くの人の心を癒すの音を1/f(エフぶんのいち)ゆらぎという。心拍のリズム、小川のせせらぎ、目の動き、
など規則正しさとランダムさの両方を兼ね備えているとされる。
この揺らぎを持つBGMをヒーリングミュージックともいわれ人を癒す効果があると心理学の実験でも実証されている。
・美味しい食べ物を食べる
これも女性に多いストレス解消法である。好きな男性に告白したのに振られたり、
付き合っていた彼氏と別れると、失恋のストレスから異常に食べ過ぎたり、逆に食べ物を一切口にしなくなったりする。
女性は男性に比べると、ストレスを内向きに溜め込みやすいため、この状態が表れたら、
ストレスをどこに吐き出していいのか彷徨っている心理状況であると言える。
・仕事やものづくりに打ち込む
男性はストレスを抱えると物にぶつけたり仕事を頑張ろうという気になったりすることが多い。
現実に対して絶望し、その反動をバネにして、自分の得意分野を形成していくことがある。
彼女に振られたり、彼女ができないという悩み、それを原動力として物事に取り組む力を強めるのである。
・体を動かす
運動をしたりスポーツでストレスを発散することが多いのが男性である。
仕事帰りに軽いジョギングをして軽く汗を流すと、達成感もあるし、健康にも非常に良い。
ストレスの原因のほとんどは運動不足であり、適度に体を動かしている人は、ストレスを溜め込みにくい。
また、旅行に行くのも気分転換として有効である。一人旅をする女性の心理は
現実に不満を募らせていて、どこかへ逃避したいと考えている場合が多い。
また、独身女性の多くは一人旅を好むことがわかっている。普段の自分から解放される旅行は
良いストレス発散方法となるだろう。
色々なストレス解消法があるが、最もベストなものはやはり「忘れること」
、ストレスの原因そのものを忘れてしまえば何もなかったことと同じになる。
老人力という言葉が一時期流行したが、繊細で細々と物事を考えすぎる傾向がある日本人は
多少厚かましくなった方が、幸せへの近道なのかもしれない。
モテる人や好かれる人の多くはリラックスしていて余裕がある。もしストレスがあったとしても
明るい表情やしぐさや態度をしていて、それを周囲の人間には感じさせない。
できる男女はそれなりの努力をしているということなのだ。