好きな人や気になる人ができると胸がドキドキして話しかけてくなったり視線を注いで目を合わせたくなるもの。
そして次第に自分の抱いている好意が増していき相手に気持ちを伝えたいと思うのが人間の自然な欲求である。
告白をするかどうか悩む人には、とりあえず告白していまうことをオススメする。
特にこれは男と女の関係性が築かれる前、いわゆる初対面や出会ったばかりの時がより効果的である。
友達付き合いを長い間続けてしまうと、「この人はただの友達」という意識が心理の中で固められてしまい、
なかなかそこから恋人へと発展させるのは難しくなってくる。人間の心理には現状から
できるだけ変化したくないという願望がある。性格や外見、しぐさや態度、言動などを変えるのは
心理的なパワーを多く必要とする。できるだけ家の中でゴロゴロしていたいと思い、
自分が良くいく馴染みの店でご飯を食べたいと思うのが人間なのだ。
つまり定位置を決めたらなかなか動かない。
「告白」というのは、そのような状況、友達や恋人などのポジションを動かす効果をもたらす。
告白するかどうかで悩んでいると、断られたり失敗したらどうしようかと心配するかもしれない。
しかし、この心配は無用で、好意を示されて嫌悪感を抱く人は非常に稀なもので、
大抵の人が「好き」と言われればうれしいものである。
ただし、初対面や相手が彼氏や彼女持ちの場合は、その場では断られる確率が高いだろう。
しかし長い視点で考えると、そこから友達として新たに親密な関係へと発展させていくことができる。
彼氏や彼女持ちの人であっても、いつまでその人と付き合っているという可能性は低いもので、
大抵の人は結婚しなければ3年以内には別れてしまう。恋愛体質の人の場合は
もっと短い期間の間に付き合っては別れを繰り返して、理想の相手を探しているかもしれない。
また、人は興味の無い人から好きと表明されると、自分もその人を好きになろうとする、心理学用語では
「好意の返報性」と呼ばれている効果が作用する。つまり、好きと言えば、相手も好意を持ってくれる
可能性が非常に高まるのである。告白という行為はやり得であり、すればするほど皆が幸せになる
プラスの要素を持っている。
人間関係が上手で友達が多い人は、友達に対してでも「好き」「格好いい」「かわいい」など
褒め言葉、ポジティブな発言をすることが多い。相手を褒めるとその分相手からも認められることになる。
結果的に人望が高まるのである。これはナンパ師も似たようなもので、
ナンパ師の男はどのような女性にも「好きだ」「愛してる」とサラリと言ってのける。
確かに一見すれば軽い男だが、軽い言葉でも人は喜び心を許してしまうことがある。
それだけ人に自分の好意や本命の気持ちを伝えることは、男心や女心の心理を揺さぶる効果があるのだ。
恋愛は常に先手必勝、早い者勝ちで告白してしまうのが最も恋がうまくいく近道なのである。