恋人である女性にお金や物を貢いでもらい、さらには 相手の家に同棲して住まいすら確保しているヒモ男がいる。 この人は別段社会的に優れた地位にいたりお金持ちであるわけではないし、 実際は無職やアルバイトのフリーターが多いのだけれど 、貢いでくれる女性が後を絶たない。 実は貢ぐ、貢がれるという関係はお互いにwinwinな関係であり、 貢いでいる側も非常に気持ちよく相手にプレゼントをしている。 傍から見ると馬鹿らしいと思えるこの行為も当事者同士では非常に居心地や良いものになっている。 男でも女でもターゲットにどれだけ気持ちよく貢がせるかが重要である。
・自我関与の割合を増やす
自我関与とは心理学的な用語だが、
簡単に言えば相手が自分の事を考えている時間のことを指している。
つまり、相手がどれだけ自分に依存しているかが問題ということです。
ヒモ男は好きな女性の意識を自分に向けさせるのが非常にうまく、
最終的には自分の事ばかり考えさせるように仕向けるテクニックを行っている。
例えば、自分のためにメールや電話をさせる、ご飯を作らせる、お金や物を借りる、プレゼントを持ってこさせる、など
自分のために何か行動を起こさせるということする。
人間は案外頼みごとをされると「自分はこの人に必要とされている」と感じて
その人の好意を持つようにできている。
そして、認知的不協和理論と呼ばれるものがあり、その人の事に対して興味が無くても
、自分が行動を起こした程度によってその人の事を評価するという人間心理の本能がある。
あまり好きでもない人でも、お金を貸してあげたり、メールや電話をしてあげると
自然と好意が湧いてくる、いわゆる情が湧くということです。
・自尊心を低下させる
自尊心とは自分に対する自信やプライドのようなもの。
いわゆる自己評価。
この自己評価が高い人は、人に流されにくく、自分の判断によって物事評価していく。
逆に自尊心や自己評価が低い人は誰かの話に流されやすい性格で、常に依存する対象を求めている。
たちの悪い宗教にハマってしまう人は、将来の不安などから精神的に追い詰められていたり、弱い部分を持っていて
自尊心が非常に低下している人が多い。
ヒモ男が女性に対して行っている心理テクニックに、相手が喜んでいたりプラスの
感情の時は全力で褒めて、逆に失敗したりネガティブなときは全力で説教やアドバイスを
するというものがある。
つまり、相手の自尊心を揺さぶり、自分に依存させようとコントロールする心理テクニックです。
人間の心理はギャップが激しいほど揺さぶられるし、意外性を感じるので
、言動が上下する男女は非常に刺激的だと感じられます。
このようにプラス感情の時は相手を煽てて褒めあげ気分を良くさせ、
マイナス感情が露わになった時は全力で自尊心を低下させ、自分に
アドバイスや道筋を求めるように仕向けるのがヒモ男のやり方である。
人間は道に迷った時は誰かに道を尋ねたくなる。
ヒモ男は自分の言葉を駆使して相手の心理を自分の方に向けさせるのが上手なのだ。
・相手の要求は叶えてあげる
ここで初めに戻るが、好きな女性に貢がせるためには、自分も何かサービスを提供しなければいけない。
無職のヒモもいるが、ただグータラしているわけではなく、何かしら女性を喜ばせるような努力をしている。
例えば、メールや電話などの連絡がマメで束縛が激しい、これは自分の事を愛してくれている、
話し相手になってくれるという大切な役割になる。
同棲している状態ならば、家の掃除や料理を作ってくれるなども重要です。
行きたいデート先に連れて行ってくれるロマンチックな彼氏に彼女は惹かれます。
マッサージが上手で仕事の疲れを癒してくれる、笑顔で話を聞いてくれる、急な誘いに応じてくれる、
小まめにプレゼントをしてくれる、などなど。
相手を喜ばせるサービスはいくらでもあります。
ただ、媚を売るようにいつなんどきも優しいよりも、たまに優しい方が相手はより夢中になり
心理的に依存することでしょう。