近くの物を触りたがる男心と女心

会話をしていたり、歩いていたり、ファミリーレストランなどで食事をしている時などに、手近な物をしきりに触り続ける人がいる。これは髪の毛、枝毛を気にしたり、自分の体や顔を触ったりするのと似たような心理が働いている。これは防衛機制と呼ばれるもので、心理的に負荷がかかったり、ストレスやプレッシャーを感じるとそれを、他の代替行動によって解消しようとする働きである。例えば、飲み会の席で、話す相手がいない一人ぼっちの状態になると、野菜をゆっくり食べたり、お酒をチビチビと飲んだり、メニューをぼーっと眺めたり、おしぼりを弄んだりして退屈を紛らわせる。男と女の恋愛では、デート時に相手がカバンをしきりに触ったり、スカートのすそを気にしたり、腰の位置を直したりしている時などが、これに当たる。相手のしぐさや態度をよく観察していると、無意識のうちにストレスをどこか他の部分へ散らそうとする行動が見受けられる。自分といる時、相手が物をしきりに触るようなら脈ありの可能性が高い。

外食デートでわかる相手の気持ち

まだ新密度の浅い恋愛関係の男女が、喫茶店で話をしていたとする。その時、相手が、カップをずっと握っていたり、物をしきりに触っているといれば、それは相手に対して緊張を感じているということになる。恋愛において、緊張というのは恋愛感情で、好意を持っている可能性が高い。「ソワソワした様子」と言われるように、相手の事が気になる存在だから落ち着かないのである。他に、相手と向かい合って座っているとして、自分の目の前にティーカップなどを置く場合、それは相手に対して心理的な壁を作っていて、あまり距離を縮めたくないと無意識のうちに考えていることがある。逆に、相手と自分の間に壁ができないように、カップなどを端側に置く場合は、相手に対して気持ちがオープンで、心を許して安心感を持っている可能性が高い。また、現状に欲求不満を感じて、刺激不足から、今の状態を打開してほしいという女心を男心に理解してほしいと思って、貧乏ゆすりや頬杖をついたりすることがある。これらのしぐさや態度から、メッセージを感知してしっかり行動に移さなければならない。デートに誘えたからと油断するのではなく、相手の一挙手一投足、細かな動作を見逃さないように注意したい。モテる男女はこのような小さな変化を見逃さないでチャンスをつかむのである。男女の恋愛においては、適度な緊張感は恋愛感情であることが多い。相手がソワソワしていたり、恥ずかしくて目を合わせてくれない場合、恋の相手として本命の気持ちであるのだ。

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