男と女の愛情表現の違い
男と女の恋愛心理学 ＞ 男心と女心をつかむ心理学 ＞ 男と女の愛情表現の違い男心と女心では、愛情表現の仕方に違いがある。 お互いに好意のしぐさや態度、サインの判断基準の認識がずれているため、既に両思いなのに、 なかなか恋愛が進展せず、最終的には自然消滅してしまったり、 他に異性に好きな人を奪われたりしてしまうケースが頻発している。 少しでも好意のサインや隠された些細なメッセージを見つけたら、 自信を持ってアプローチするように心がけたい。 また、結婚や恋愛関係が長続きするカップルは小さい愛情表現を 繰り返し行うことで、お互いの親密度や信頼関係を再確認している。 例えば、記念日や誕生日に一緒にお買い物に行ってプレゼントを買ってあげたり、 クリスマスやバレンタインデー、２２日(夫婦の日)などのイベント毎 愛の告白や感謝の気持ちを伝えたり、小物を贈ったり、 スキンシップやマッサージの量を増やしたりする。 手料理を振舞ってあげたり、結婚していれば、家事や育児、掃除などを 手伝ってあげるなどである。このように、関係が良好で円満になる人たちの秘訣とも 言えるものは、小出しに愛情表現をする機会があることである。 これは恋愛のアプローチでも同様の事が言える。大きな愛情を 一度にドンと渡されるよりも、小さな気持ちを少しずつプレゼントされた方が 心理的に嬉しいと感じて響きやすい。お金で例えれば、毎日 １０００円貰えるのと、一ヶ月に３万円貰うことの違いである。 毎日１０００円貰える方が心理的にありがたみがあり、心理学用語で言う自我関与 の割合が増加し、存在感も大きくなるのだ。
男は単純明快、女は複雑
・男性の愛情表現
男性は基本的には非常にストレートに愛情を表現する。
好きな女性には頻繁にメールが送ったり、電話をかけたり、話し掛けたり、
ちょっかいを出していじめたり馬鹿にしたりすることもある。飲み会の席では、
必ずと言っていい程、お目当てのターゲットの傍や隣のポジションをキープしているのでわかりやすい。
これは肉食系や体育会系の男性に多い行動パターンで、好きな人ができたら、
すぐに積極的に行動するので、傍目から見ても簡単に脈あり判断ができる。
もう一つ草食系タイプもいるが、こちらは肉食系タイプよりも、若干
消極的である。しかし、メールなどは本音の気持ちを隠さず出せるため、
意外とおちゃらけていたり、楽しい性格がにじみ出たりしている。
男性全般には行動に目的があることが言える。何か行動を起こしたら
そこには必ず目的がある。女性にメールを送ったり声をかけるのは、
仲良くなりたい、親密になりたい、デートに誘いたい、
抱きしめたい、キスしたい、という意思表示であり心理や
恋愛感情の表れである。
ただし、例外としてシャイボーイや好き避けしてしまう恥ずかしがり屋な性格の男がいる。
この種の人達は、本音や本心とは裏腹な態度を取る事が多いので、
無愛想で素っ気無くても、好意を抱いている場合がある。
冷たく拒否された場合でも、相手がシャイボーイや好き避け体質の人なら、
まだ恋人に発展する脈ありの可能性は大いにありうる。
・女性の愛情表現
女性は男性よりも歪曲的で、野球で言えば変化球で恋愛をする生き物である。
根本的な心理に、女性からアプローチしたりデートに誘うのは「恥ずかしい」「不自然なこと」
という認識があり、なかなか男性に愛情を出さず、むしろ
男性から愛情が出てくるのを待ち受けているかのような愛情表現をする。
俗に言う誘い受けという心理状態である。
あまり、近距離には近づかないけど、少し遠くから目を見つめてみたり
話し掛けてみたりする。そして男性に脈があるかどうかの様子を伺う。
他にも、髪を触ったり足をブラブラさせたり腰を動かしてみたり、
他の男と話をして嫉妬させてみたり、
しぐさや態度、隠れたサインで好意を表現し、男心を確かめようとするのである。
だから、男性からすれば、ただの八方美人で誰にでも明るく話し掛けるのか、
それとも恋愛対象として好意を持っているから声をかけてくれるのかなどが
非常にわかりにくい。わからないというよりも、その好意に自信が持てないのだ。
明らかに自分の事が好きだとわかれば、男性側もやりやすく、デートに誘えるが、
大抵の女性は、例え好きな男性に対してでも、本音を隠して
他人行儀な感じで接したりすることが多い。メールにしても、
好きにも関わらず、いきなりメールを途切れさせてみたり、
明らかにお互いいい雰囲気で、デートに誘うようなムードなのに、
メールを終わらせたり、急に帰ったり。これは
女心にある男性に積極的に迫られたいという心理や願望があるからである。
女性は男性からの愛情の量が多ければ多いほど満足する。
それは、男性から愛されれば、食料や外敵からの保護、子供や自分の生存に必要不可欠な
栄養などを運んできてくれるためである。だから、
女性は自分から愛情表現をしたがらず、男性からの愛情表現を待つ「誘い受け」
の姿勢に本能的になってしまうのである。
男心も女心もどちらも素直になれば、すんなり成立する恋愛なのに、
意固地に頑固になることで、どれだけのカップルが不成立になったのか
考えると残念で仕方ない。もっと楽に余裕を持って考えれば
恋愛関係はうまくいくのだ。
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