女性が結婚する相手を選ぶ条件として常に上位をキープしているのが、 「収入、年収が高い」「学歴が高い」「高身長、背が高い」 といういわゆる俗に3高と呼ばれる理想像である。 実際に恋人を選ぶ基準としては性格のタイプや人間性、価値観や金銭感覚、話が合うかどうかなど 様々な要素があって恋愛候補を選択するのだが、結婚となると やはり3高を選り好みしてしまう女性は多い。低身長な男性よりも高身長な男性、 これは狩猟をすのに適している体型や筋肉を持っていて、外敵から保護してくれる可能性が高い。 また、女性の見栄っ張りな性格から、周囲から羨望のまなざしを受けたいというプライドが 高いという女心も含まれている。高学歴や高収入は食料、現代では将来お金を稼ぐ可能性が高い。 食料があれば、子供も自分も安心して暮らせて、生存確率が上がり、子孫繁栄の可能性が高まる。 貧乏に耐え忍ぶような生活はしたくないという現実的な思惑もあるだろう。 結婚したら主婦になって家で子育てをしながら優雅に暮らしたいというのは、 女性なら誰もが憧れる生活である。 しかし、それ以上に、他の女性よりもいい生活をして、格好いいモテる男と 連れ添う姿を誇りたいという心理が3高へのこだわりを生んでいる。 男の威光を借りることによって、自分の自尊心を満たしたいという欲求の表れである。
女が3高を追い求める心理には、さらに奥がある。 実もふたもない話だが、男と女が恋愛をして恋に落ちるのは、 そもそも生き物として遺伝子情報を残していこうという本能に基づいた行動である。 それも、ただ遺伝子を残せばいいのではない。できるだけ優秀で健康な遺伝子を 残し、他の遺伝子や環境による淘汰に耐えるために戦いを生き抜いていかなければならない。 人は常に優秀な子供を残せるかを判断基準に して恋のパートナーを選ぶ。 こういった視点で見ると、男心が美人や可愛い娘を求めるのは、 その相手と結婚して子孫を残した時に、より容姿端麗な子孫を残す ことができる可能性が高いからと考えられる。 生まれるのが見た目や外見、ルックスグッドな女の子なら、 将来健康で丈夫な男を誘惑して魅了する可能性が高く、 そうなると安全や食料などの生活を男によって保障されやすくなる。 したがって、さらに優秀な遺伝子を次世代に残していけることになる。 女心が3高を求めるのも優秀な遺伝子を後世に残したいという本能の表れだと 考えることができる。「収入が高い」ということは 妻や子供を不自由なく養える経済力があるということである。 「学歴が高い」というのも社会的に成功して地位や権力を獲得する可能性が高い。 そして、「背が高い、高身長」というのはあらゆる国で共通のモテる男の象徴である。 特に肩幅が広く平らなお腹でウエストが引き締まり逆三角形の体格、さらにお尻も筋肉質 で小尻だと、女性はより配偶者として適切な体型であるとみなす傾向がある。 いずれも、優れた男、次の世代により優れた健康で頑丈、容姿の整った遺伝子を 残せる可能性の高い男の条件とみなされるのだ。