男性は本能的に、他の異性に目移りしやすい心理を持つ生き物である。 恋愛においても彼女や結婚して嫁も子供もいるにも関わらず、浮気をしたがるのも 男性に多い特徴である。これは、進化遺伝子といわれるものの働きによる。 男性は自分の子孫を残そうとする場合、多くの女性と接触すれば、それだけ 多くの子孫を残すことができる。つまり、男性は多くの種をばら蒔けば、そのうちの何人かの子孫を残すことができるのである。 その数は多ければ多いほど保険となり、子孫繁栄の確率がアップする。 それに対して女性の場合は、次々と子供を産むというわけにはいかない。 産んだ子供の安全や育児などをしっかりしないと子孫は残らない。 だから、自分を保護してくれる確実な男性や、 子供を安心してきちんと育てられる能力のある男性を捕まえようとする。 そこで、女心は男心ほど目移りがしないような遺伝子の仕組みになっているのである。 ただし、これ遺伝子レベルでの話。人は、遺伝子レベルで日常生活を しているわけではなく、理性や他の心理的な要因にも影響されながら生きている。 文化的に発展した社会の中で生きているのである。男心も女心も 環境要因により、様々に姿かたちを変化させていくのが人間心理である。
行動は、文化的、社会的影響を大きく受ける。 例えば、女性の不倫が増加している。それは遺伝子レベルではなく、 社会の変化によるものである。不倫や浮気、駆け落ちを題材にした恋愛ドラマなどの 流行も女心に心理的な拍車をかけるきっかけとなる。また、 最近は女性の要求水準が上がってた。今の日本のように豊かで快適な環境の中で 自由に育った女性達は、我慢することになれていないため、長期的な マイナス部分には耐えられない。 それに、人はもともと隣の芝生は青く見えるものである。 常により格好よく見える隣の旦那、さらに隣の芝生へと移り気な小悪魔的な女性が増えていて、 目移りは男性の専売特許ではなくなりつつある。 では、どうしたらいいのかというと、少し試しに違う男性に恋をしてみることである。 体などは深入りしないで、友達としてデートや遊びをしてみれば、相手の性格がわかる。 すると、その人にも短所があることがわかり、急激に恋愛の熱が冷めていく。 そして、今の恋人が、今までよりも良く見えて、愛情を再確認し、さらにラブラブになる ということも頻繁に起こっている。 もし、本当にその相手が魅力的でよかったらどうすればよだろうか。 そうなったら、その人を浮気相手ではなく、本命の相手にすればよいだけである。 モテる男女はモテるが故にいろいろな人と交際を重ね、そのために結婚する時期を 逃してしまうことが多い。あまり色目ばかり使って目移りしていると、最終的には しっぺ返しを食らうことがあるので注意しよう。