男心は、ウソをついている時は緊張や焦りの心理からか、しぐさや態度がソワソワして
目が泳いだり汗が噴出してきたり、
言葉が多弁になったりする傾向が強い。例えば恋愛で浮気をして家に帰ったという場合。
男は一生懸命、言い訳めいた言葉を重ねるうちに次第にボロを出し、
結局、そのウソがバレると言うことが多い。
それに対して、女心は、このような場面で墓穴を掘るような態度をすることは少ない。
恋愛や浮気調査の探偵会社などの料金でも男性からの以来は料金が高めに設定されている。
経済力があることもそうだが、女性は男性より尻尾を出しにくいから調査が難しいのだそうだ。
男が馬鹿なのか、あるいは女がしたたかなのか、議論がわかれるところだろうが、
こんな実験データがある。アメリカの心理学者エクスタインらが行った実験で、
男性と女性を一対一で面接させる。その際、面接の直前に、お互いに「
本当のことは言わないように」という指示を出しておく。
早い話が、嘘をつきなさいというわけだ。
複数の男女を被験者にした結果はどうだったか。
普段、ウソをついていない時なら、面接相手を見つめている時間は
、66%なのだが、この実験では男は60%に下がり、逆に女は
69%と逆に相手を見つめている時間が増えた。
これが何を意味するかと言うと、男はウソをつくことに良心が咎めるのか
罪悪感があるのか、相手の顔を真っ直ぐ見れなくなるのに対して、女性は
普段にもまして平然と相手の顔が、凝視できるということである。
「私の目を見てごらん、これがウソをついている人間の顔に見えるかい」
というのは、テレビドラマなどではおなじみのセリフだが、
これが女性のセリフである場合には、言われた方は「ウソをついている顔に見える」
と答えるのが心理学的には正しい応対と言うことになるだろう。
女性は男性に比べて感情表現が豊かだが、逆に感情を抑制して心理の奥底に
しまいこむ事にも長けている、だからその我慢した感情が
男性よりも爆発しやすいという面を持っているのだろう。
ヒステリーの要因のひとつにも、女性の我慢して情緒を隠そうとする
特徴が影響している。日頃から不満や鬱憤をためやすいのが女心というものなのだ。
逆に男心は気に入らないことがあれば、すぐに表現するし、
旅行や趣味に走れば、比較的容易にストレスを発散できる手段を持っている。
女性は誰かに話したり相談して愚痴や不満を言葉として口にしなければ、
なかなか心の中にあるわだかまりは吹っ切れないようにできているのだ。
逆にいえば相談相手や話し相手などの友達、彼氏や恋人がいるような恋愛面で充実している女性の精神は
、安定感があり、穏やかで優しい傾向がある。