男は地図を見るのが得意で、山や谷の高低差までも見極め、 地図を眺めているだけで心理的に旅行している気分になることができる。 それに対して女性は地図を見ても道に迷ってしまい男に道順を 委ねたり、尋ねる人が多い。 方向音痴に悩み治そうとしている女性が多いが中々うまくいかない。 方向音痴のアンケートを取ると、男性よりも女性のほうが 圧倒的に方向音痴が多いと言う心理調査がで出た。 これは男心と女心の脳の構造の違いに原因がある。 方向感覚は、空間的な認識であり、基本的には右脳が司っている 。女性はこの右脳の働きが男性よりも鈍いようである。 反対に男性は言語を司る左脳の動きが女性に比べ遅れ気味で、 吃音や自閉症、会話下手、言語渋滞など、言葉の障害にかかる人の率が高い。 しかしこのような言葉に難がある子供でも、積木遊びやお絵描きなどになると、抜群の センスを発揮したり芸術的な感性が優れているというから、 右脳は男の専売特許ということになりそうである。 また、これらは車の運転でもよく言われる。 女性は空間把握能力が鈍く、自分本位な運転をしやすいという。 決して悪気があるわけではないのだが、女性は 平面で物事を見て、情緒的な感情によって突き動かされやすい。 だから、位置情報などを正確に測ることが困難なのだ。
昔は男は狩りに出た。そこでは、今自分がどこにいるのかという位置情報や
、獲物との距離感など、空間認識力が危険を避け、食物を獲得する最重要なツールになる。
これはすなわち、右脳の担当分野で、当然狩猟を続ければ続けるほど
右脳が発達することになる。一方女性は、家にいて、子育てをしたり
隣の奥さんと井戸端会議に忙しい。そこで必要なのは
コミュニティの関係を円滑にするおしゃべりの能力、厳密には情報収集力。
すなわち左脳が発達するわけである。
現在でもこの傾向は変わらない。男性は大部分の人が話すのが下手だが、
スポーツをしたり手先が器用だったりする。女性は今でも会話が得意で、
ぺちゃくちゃと話しつづけることができる。また、恋愛でも同様で、
男性が聞き役で女性が悩み事や愚痴を吐きつづけるという関係が最もうまくいく。
男性は自分で話すよりも、女性の話を聞き流していたほうが付き合いが楽である。
デートをする時も、道に迷って決断できない優柔不断な男は嫌われる傾向がある。
そして、男は会話が下手で明るく和やかな雰囲気でお喋りできない女性を嫌う。
女性は本来男よりもお喋りであるべきで、それを多くの男性は求めている。
モテる男は大抵決断力が優れており、モテる女はほとんどが明るく活発でおしゃべりなタイプである。
これも女性の欠点を補う相補性の魅力を、男性が持っているかどうかに
恋人として適切かどうかの判断材料としているのだろう。
男心も女心も自分に似ている類似性と、
自分に持っていないものを相手に求める相補性の傾向がある。
男と女はお互いに苦手な分野と得意な専門分野とを補い合うのが理想的である。