人間関係や恋愛関係はお互いの長所を褒めあったりおだてあうことで 、円満になり新密度が高まってくる。誰だって悪口や愚痴、陰口を 語られるよりも、自分の存在を認めてくれるような褒め言葉を嬉しいと感じるもの。 怖い性格タイプの上司は意外にもよいしょや、お世辞、ゴマすりに弱いという。 これは、自分の弱さを見せないために人を威嚇し、「自分の方が優位な立場にいるんだぞ」 という心理を周囲にアピールしているのだ。このような怖いタイプの 年上は、褒め言葉を言うと、途端に優しくなることがある。 恋愛においてだけではなく、ビジネスにおいては人を褒めるコミュニケーションというのは 重要になってくる。人間関係を円滑にするためにもこの項目で簡単な褒めるポイントを 覚えておきたい。男心と女心では、褒め方によって好感度が変わってくる。 性別によってうまく使い分けて世渡り上手になるとよいだろう。
・男はプライドが高い
男心は複雑な女心に比べれば非常に単純である。どんなところでも良いから
褒めればよいのだ。それこそ明らかなお世辞やゴマスリでも気分が良くなるのが、
男心というものである。例えば外見や見た目、容姿が「格好いい」「イケメンだね」「
筋肉が凄いね」「背が高いね」「ファッションセンスがいいね」などの曖昧で簡単に言葉に出して言えるような褒め言葉で
十分喜ぶ。男はプライドが高く、闘争本能があり、誰とでも競う性質がある。
常に勝負の世界の中で生きているので、勝ち負けにこだわるのだ。
男心が最も嫌うことのひとつに「プライドが傷つけられた」というものがある。
これは女心には芽生えにくい感情で、「どうせヒマなんだから〜してよ」と
いう小言に近い命令をされると腹が立ちやすい。男にとっては、
褒め言葉は勝ちであり、自分の行動や存在を貶されたり笑われることは負けなのだ。
また、上級者の恋愛心理テクニックとして、相手の欠点や短所、弱い部分を褒めてしまうということがある。
これは相手が瞬間湯沸し機並に怒りっぽかったら危険だが、
「不細工だけど好き」「ヲタクで格好いい」「オデブなのがクマみたいでいい」と相手のコンプレックスを認めて受け入れてしまう
ような発言をする。これは相手の心理の中に深く入るテクニックだ。コンプレックスを
刺激して、さらにそれを受け入れることで、相手の存在そのものを認めてあげる。
自分を認めてくれる女性を嫌いになる男性はいないし、むしろ好きになるだろう。
もし相手のコンプレックスを刺激することに成功すれば親密な関係になれる可能性が高くなる。
男はどんな適当な褒め言葉でも喜ぶ、恋愛で好きな人にアプローチしてモテたいのなら、
ひたすらに近づいて褒める言葉をかけるといい。夜のお店が栄えているのも、
このような男心をくすぐる要素があるからと言えるだろう。
・女は褒められ慣れている
恋愛指南書などで女性を褒めればモテる、という話をよく耳にする。
これは半分は正解で半分は間違いである。
多くの人が誤解をしていることに、女性の外見や見た目を褒めてしまうというものがある。
もちろん「可愛い」や「美人だね」というのは親密な関係においては効果的かもしれないが、
実はさして女心には響かない。女性を観察しているとよくわかるが、
同性同士で会話をしている時は、大抵はお互いを褒めあっている。
女性には平等主義で群れを形成するという性質があり、また会話の中身は
大体が雑談や感情の共有であり、男のように目的達成のために言葉を発するのとは
わけが違う。人の悪口を言ったり自慢話をするのはタブーで
仲間はずれにされてしまう危険性をはらんでいる。だからお互いを常に褒めまくっているのだ。
最近の若い女性などはどこもかしこも「かわいいー」という声で溢れている。
つまり、この「可愛い」という褒め言葉に耐性がついてしまっている。女心をつかむためには、
より刺激的な褒め言葉を探さなくてはならない。女性を誉める時のポイントは、
誰も気づかないような細部や、女性の気遣いを褒めることだ。
女性がメールでデートに誘ってくれたら「デートに誘ってくれてありがとう」
と感謝のメールを送る。待ち合わせ場所に早くにいたら「遅刻しないように
来てくれてありがとう」、「この服の柄のキャラが可愛いね」など
細かければ細かい程よい。また、女性は男性に対して警戒心を持ちやすい生物的特性を持っている。
だからあまり親しくもない間柄なのに、直球で「可愛いね」「綺麗だね」と軽く言ってくる相手には、
「下心丸見えで気持ち悪い」「体目的、遊び目的っぽい」と嫌悪感を示される結果となる。
女心をつかむ褒め方は些細で気づかないような部分を褒めるか、気遣いを褒めるとよい。
また、褒めすぎよりも、いつもは無愛想なのに、たまに褒める、という俗に言うツンデレな態度が
ツボに嵌ることもある。あまりに褒め言葉ばかりだと男心とは違い女心は冷めてしまうのだ。