男性と女性の愛情に対する審査の仕方は異なっている。 しかし恋愛心理学を知らない人の大半はこの事実に気づいていないことだろう。 男性に対するアプローチの仕方と女性に対するアタックのコツには違いがあるのだ。 頑張ってアピールしているのになぜか空回りしてそっぽを向かれてしまう人は、 好意の示し方の力加減がうまくいっていないのかもしれない。 一般的に、男性は瞬間的な愛情の質を重視する傾向がある。それに対して女性は 長期的に少しずつ愛情を積み上げてそれが溜まってくると段々と好きになっていくという具合なのだ。 この二つの基本的な心理的傾向を頭の片隅に置きながら積極的に行動してみるとうまくいきやすい。
・男性にはストレートでわかりやすくアプローチ
男性は恋愛に対して鈍感な人が多く、女性が少ししぐさや態度で好意を匂わせてもなかなか気づいてくれない事が多い。
周りから見れば明らかに好き好きの熱視線を送って話しかけていても、当の男性はまったく勘付いていなかったりします。
そして、そのせいで恋愛が成就しないで自然消滅してしまうことも多々あるようである。
男性を口説こうと思ったら、わかりやすく、なおかつ質の伴うアタックを仕掛けなければいけません。
男性は愛情の質によって好意度を判断する性質がある。
つまり、「好きです」と告白されれば100点の好意、挨拶されたり話しかけられるのは3点程度の好意ポイントとなるだろう。
このように男性の場合、非常に単純でわかりやすい心理で恋愛をしている。結婚するにしても、
プロポーズを待っているだけではなく、結婚したいという意志を素直に示してしまった方がうまくいきやすい。
・女性は焦らず少しずつ攻めると効果的
男性は一直線にアプローチするとうまく行く。しかし、女性の場合はどうだろうか。
確かにすぐに好意を表明したり話しかけたり、ボディタッチやスキンシップをすること、電話やメールでアプローチすること、
全ては男性と同様に有効である。しかし、愛情の貯蓄のされかたが男性とは異なっている。
例えば、男性の場合、見ず知らずの女性に告白されたら、すぐに100点の評価を出してしまう。
しかし、女性の場合、それほど話したこともない人から愛の告白をされても、5点程度しか響かない。
女性は愛情や好意を少しずつ心に積み上げていく性質を持っている。
つまり、朝偶然会った時に挨拶をすれば1点、メールを送れば1点、電話をすれば1点、誕生日を祝ったりプレゼント送れば1点、
好意を表明されれば1点、可愛いしぐさや態度、行動をしてくれたら1点、面白く笑わしてくれたら1点、という具合に少しずつコツコツと心理に加点ポイントが溜まっていく。
そして、それがその人の合格ラインを超えると、「付き合ってもいいかな」「結婚してもいいかな」という具合に許容されるようになる。
女性を口説こうと思ったら短期決戦ではなく、長期的に付き合って少しずつ心をほぐしていく必要があるのだ。
女性の本能は、一回抱きしめられるよりも、100回愛を伝えられる方がいいと考える傾向がある。
たった一回の行動よりも、100回の優しい言葉の方が嬉しいと感じるのが女性なのだ。
だから、一回アプローチしただけで諦めてしまう男性が多い中、振られてもマメにかまってあげたり優しくしている男性は
モテやすいというわけだ。
これらの男女の心理はプラス方向だけでなくマイナス方向の思考でも関係している。
男性はどんなにいい点があっても、たった一言嫌味や自分が気にしている事を言われると今まで優しく暖かった夫や彼氏が急に冷たい態度になってしまうこともある。
逆に女性は、一言だけではなかなか反抗したり取り乱さないが、日ごろから不満やストレスが蓄積し、一定ラインを越えてしまうと、
一気に精神が崩壊してしまうことがある。だから、普段から嫌味や小言を言い過ぎていると思う男性は気を付けた方がいいだろう。
これらは熟年離婚や彼氏彼女の関係の破局原因にもなることなので男性も女性も注意しておく必要がある。