夫婦の仲が冷え切っている男女は大抵相手に対して不満ばかり思い浮かぶ。 そして、たまに話したかと思えば悪口や文句ばかり口にしてしまう。 結婚した当初は熱々のカップル、恋人同士の恋愛結婚でも、長い事結婚生活をしていると こうなってしまう夫婦がいるから不思議である。 原因のほとんどは、軽い気持ちで相手を否定するような発言をしてしまうことにある。 特に女性は男性の投げやりな言葉、いい加減なしぐさや態度を見たりすると、心理的に大きく傷つくことが多い。 男性よりも感受性が豊かで情緒的な感性が鋭いので、些細なきっかけで大きなマイナス思考に陥ってしまう。 それに対して男性の場合は、女性の態度や行動によって恋愛感情が冷めてしまう事がある。 話しかけても素っ気ない態度をされたり、誘っても拒否されたりすると、途端に相手にするのが面倒くさく感じたりするようだ。
・女性に対しては思いやりや気遣いを褒める
女性と交際経験の多い男性ならわかるかもしれないが、女性の外見や容姿を褒める事は
あまり効果的ではない恋愛テクニックの場合が多い。
相手が美人で可愛い子だったらそんな当然の事は飽きるほど言われているので精神的にまったく刺激が無い無味乾燥な言葉と
受け取られる。あまり露骨に褒めると下心があるのかと警戒されてしまう。
しかし、自分に対するちょっとした気遣いやデートのために選んだファッションやオシャレを褒めると
驚くほど喜んでくれる。このように、女性は男性のためにしてあげている事に気づいてもらえると
非常に嬉しく「尽くしてあげたかいがあったわ」と思って大満足なのである。
不思議な事に、その行為や好意に気づかない場合は、評価を落とされてしまう事もある。
これは夫婦でも同じ事で、「家事や育児をしてくれてありがとう」「ご飯作ってくれてありがとう」など
当たり前の事にも感謝の言葉を添えるだけで夫婦仲は驚くほど改善する。
フランスやイタリア、欧州、それ以外にも外国では女性を褒めたり、言葉でサービスするのは軽い挨拶のようなもので
当たり前のように行われている。日本人は無口で感情表現が苦手だと言われているが、それは夫婦生活の障害でもあるのは間違いない。
以心伝心も成立するのなら美しいものかもしれないが、妻は旦那に優しい言葉をかけてもらいたいと常日頃から思っていることを忘れてはならない。
・男性に対してはとにかく褒める
男性の心理は女性よりも単純なもので、プライドが高く、尊厳を傷つけられるのが大嫌いである。
つまり、その逆に男性を認めてあげるような言葉をかけてあげれば大抵のことはうまくいく。
女性は露骨なごますりを嫌う事が多々あるが、男性の場合はそのすべてが心地よい。
男性には人より強くありたい、有意でありたいという心理が本能として備わっている。
それは褒めたりおだててば簡単に満たされる。逆にこのような言葉をかけても
あまり通用しない男性は、無欲で出世したり人から認められなくてもいいと思っているマイペース型か
少し特殊な男性かもしれない。夫婦仲が悪い場合、妻が夫を簡単に貶したり悪口を言ってしまっている場合がある。
働いてくれている大黒柱の旦那に対してしっかり感謝の言葉や態度を示して表面的だけでも満足させてあげるのが、
男を立たせる嫁の役割でもある。