人は誰かに悪口を言われたり侮辱されたり罵られると、仕返しやリベンジしてやろうとメラメラとした気持ちが心理の底から 沸いてくる性質がある。個人の性格によって怒りやすい人、スルーして受け流せる人など様々だが、 どこかでリベンジしたいという感情が少なからず生まれる。「ムッとした」という感じだろう。 普段おとなしい人や我慢強い人でも、あまりに攻撃的な言葉、冷たいしぐさや態度を継続されると、 そのうちプッツンしてしまうことだろう。 自分に厳しい人に対して、不満や不愉快な気持ちを感じる。 特に女性は男性から批判されたり注意されると途端にやる気をなくしてしまうことが多々ある。 女性が仕事を投げ出す理由の最たるものは上司が厳しすぎて耐えられないという人間関係から来る理由だろう。 仕事が厳しいだとか忙しいというのは比較的耐えられるものでどうとでもなるが、コミュニケーションによる ストレスの場合はどうしても我慢できないのが人間というものだ。 この性質は恋愛や結婚しやすい人の共通点や法則としても顕著である。
・少し口が悪い男女がモテる理由
多くの人は、悪口や小言を言われたり厳しい批判をされると、感情的になりやすい。
すなわち、その嫌いな人の事を考える時間、つまり自我関与の割合が増加する。
例えば体育会系コーチと生徒という立場の場合、コーチは常に厳しいが稀に褒めてくれたり
ご飯を奢ってくれるから好きになってしまう。生徒の方も怖い怖いと言いながらもいつの間にか好きになっていて、
誰よりも信頼できる人になっていることがある。人間心理として、悪口を言われてから褒められると、
ギャップ効果で少し褒められただけでも凄い嬉しくなってしまう。普通の人が捨て猫にエサをあげているよりも、
ヤンキーな男性がネコにエサをあげている光景を見た方が優しさやぬくもりを感じる。これがギャップ効果である。
常日頃から他人に対して毒舌だったり辛口な人は、大抵嫌われている。嫌われているという事はよく頭の中に
出てくる人物という位置づけである。もしそのような人から褒められたりしたら、
今までの負の感情、マイナスイメージが一気に逆転して全てプラスに転じることが多々ある。
だから、恋愛や結婚を考える程の本命の相手にアプローチしたいのなら、相手に尽くしたり従うだけでなく、
時には攻撃的に接してみるとうまくいくだろう。
背中をバシッと叩いてみたり、「馬鹿じゃないの」と言ってみたり、案外人は
異性から攻撃的な言動をされると楽しかったり面白いと感じるもので、悪い気はしない。
最近はツンデレと言ってツンツンした態度をとるが、二人きりになったり、内心はデレデレとしている
男女が好かれる。バラは綺麗だが、棘があるからこそなお美しくなる。
少し刺激的になった方が恋愛も結婚も成功しやすいことだろう。周囲の人を見まわしてみても、
どう考えても付き合いたくないだとか、性格的にトゲトゲしかったり欠点を抱えている人ほど恋人が居たりする。
恋愛は攻撃的に押せ押せであるのが最もうまくいくのである。