見ず知らずの他人同士ならまだしも、恋人同士として付き合っていたり、あるいは結婚していても
男女というのは夫婦喧嘩をしてしまうのである。両想いで好き同士の関係であるのにも関わらず
小さなくいちがいからこのような事態に陥ってしまう。最悪の場合破局や別れに発展することもあるだろう。
喧嘩する程仲が良いなんていう言葉もあるように、お互いの小言や欠点などを言い合えるということは、
相手に対してリラックスしていて親密感や安心感を感じている可能性が高い。
知らない人に対してよりも反抗的なしぐさや態度を取りやすいのである。
つまり、正直に自分の心理や本音を相手にぶつけられるパートナーという言い方もできる。
これは深い信頼関係がなければできないことだ。喧嘩で別れてしまう夫婦や恋人同士の理由として、
自分の素直な気持ちを相手に伝えることができずにいることが挙げられる。
相手が少し気の遣えない態度をとったことでカチンと来ているのに、黙り込んだまま怒っていることを表現せず
「なんでわかってくれないの」という状態に勝手に判断してしまう。一度それが溜まると
しばらくしてから急に「別れたい」と切り出すことになる。これは我慢してしまうタイプの女性に多い別れの特徴である。
女性は一度パートナーに対する評価がマイナスになると、なかなかプラスには戻らないように心理的にできている。
いわゆる減点方式の採点方法とも言われる。逆に男性の場合は、ストレートに物事を言いすぎて女性から嫌われる事が多い。
「最近太ったね」だとかいい加減なメールや電話をしたりだとか、投げやりなしぐさや態度を見せて女性を不快な気分にさせてしまう。
夫婦やカップルが別れる時、大部分は女性側に選択する権利がある。恋人を振るのも大抵は女性側から行われる。
つまり、恋愛関係や結婚生活は女性の意志によって継続するか終焉を迎えるかが決められていると考えることができる。
喧嘩をしても明日からの関係を良好にするコツを紹介します。
・旦那、夫、彼氏への対応
男性は口論をする際、理論的に会話することを好みます。
女性側は少し落ち着いて、自分の言いたいことを整理して相手に伝えると良いだろう。
喧嘩とは直接関係ない悪口や小言などの人格否定をしてしまうと、お互いの関係は一気に冷え込んだものになる。
もしも勢いに任せて言い過ぎてしまった場合はすぐにごめんなさいと謝罪した方がいいだろう。
また、男性は話を遮られるのをあまり好まない。何かを言っている時に口をはさんでしまうとそれから先一切
喋らなくなってしまうことも十分考えられる。心理学的に喧嘩のボルテージは3分もすれば切れると言われている。
その間に新たな燃料でも投下しない限り、それだけで大抵は問題が解決できるのである。
下手に攻撃的になって相手を責めたりせず、ちょっと沈んだ表情を浮かべながら対応していればよい。
そしてその後
どうして喧嘩になったのか反省会をして、次につなげるようにする。とにかく男性は理性的に議論しないと話に納得しないので、
怒りに対して怒りをぶつけるのではなく、落ち着いた態度で対応に臨むのが好ましい。
・妻、彼女への対応
女性が怒っている時は、男性とは違い、下手な議論や「正しい」「間違っている」といった話はまったく意味をなさない。
女性は怒るまでに何か他のストレスなどを我慢している傾向が強く、いざ怒りが爆発し喧嘩をするとなると、
今まで我慢していた感情がドッっと流れ出るような心理状況になっている。例えれば満杯に溜まった感情のダムが崩れているようなものだ。
一度この状態になると、旦那や夫、彼氏への不満が口からベラベラと出てくる。過去にしたいい加減なしぐさや態度や不快な言動など
事細かに記憶から引っ張ってきて延々と怒鳴り続ける。女性が喧嘩をする時は、できるだけ話を熱心に聞いてあげなければ収まらない。
もしもこのような状態の時に、放置されてしまうと「私の事をわかってくれない」と思い、別れたいと感じてしまうことになる。
女性は性質的に男性よりも感情を溜め込みやすい。だから稀に一気にあふれ出てしまうのである。
また左脳と右脳が繋がっていて連絡がいいため、「不快」という感情になると、「不快」だった記憶が次から次へと出てくる。
つまり右脳から出た感情を左脳が言語化しているという状況である。このような時、男性側は成すすべなくただ聞き入るしかない。
しばらくすれば、感情が収まってくるので、その後にどうして怒ったのか、等の反省会、解決策を見出して謝ることは謝ろう。
どちらにしても最終的には二人が話し合いをしなければならない。喧嘩の気分はもって3分、その間は我慢してその後から
理性的な議論をするとお互いの関係はうまくいきやすいだろう。