本命と遊び目的の恋人、どこにその境界線や違いが生まれるのだろうか。
男心と女心を比べてみると男性の方が遊びの彼女と本気の彼女を別としてとらえる事が多いという。
生物学的に考えても、女性は一人の男性の遺伝子しか受け入れられないのに対して
男性は女性からモテればそれだけ子供を後世に残せる可能性が高まるから、より大勢の女性に好意を持たれたいと思うわけだ。
確かに女性も軽い気持ちでそんなに好きでもない興味も関心も薄い男性と、食事や映画のデートをするかもしれないが、深層心理の奥底では「この人は私の事を
本気で愛してくれるかも」なんてことを考えていたりする。女性の心理としては本人は気づいていないかもしれないが男性と会うということは少なからず好意を持っていて、
異性と遊ぶことで
本気の気持ちに派生することが多い。
逆に男性の場合は、初めは「結婚したい、愛してる」なんて言っても次第に飽きてきて
他の彼女に浮気に走ったり遊び相手になっていしまうこともある。
恋愛の温度差というものがあって、恋愛心理学では女性はジワジワと時間をかけて気持ちが盛り上がるオーブントースター型で、
男性は短期間で瞬間的に恋のピークが訪れ、次第に熱が冷めていく電子レンジ型だと言われている。
ただの友達から明確に付き合っている男女、友達以上恋人未満など人間関係は複雑である。
実は一番恋が盛り上がるのは彼氏や彼女がいる、夫や妻がいる既婚者などが浮気をする時だという。
人は禁止されている事をすると非常に嬉しいと感じる生き物である。
また、ロミオとジュリエット効果と呼ばれる心理学用語もあり、自分と好きな相手の間に
障害、邪魔なものや人があればあるほど二人の恋の気持ちは盛り上がると言う。
例えば結婚したいと両親に言ったのに反対されると、より二人の絆は深まり意地でも結婚する決意が生まれるという。
実際の所人間の心理としては、本命として選ばれるのも幸福な事だが、遊び相手として誘われるのもまんざらでもなく
理性では拒むかもしれないが本能では喜んでいるのである。
・恋愛のゴールは付き合う事じゃない
付き合った別れたなどよりももっと大切な事が男女間にはある。
例え交際していなくても深い愛情で両想いの男女というのは案外存在している。
ただ結ばれるきっかけがなかったり電話番号やメールアドレスなどの連絡先を知らなかったりで縁が無く自然消滅してしまう。
特に男性は、一度付き合うと女性を自分の所有物だと思う部分がある。
男性は付き合うまでは熱心にアプローチするが、いざ付き合うとなると釣った魚に餌はやらんの精神に変化して
急にぞんざいな扱いをされたり横柄でいい加減な態度をとるようになったりする。
交際初期はまだ熱があるかもしれないが、付き合う期間が長くなればなるほどその人の本性が出始める。
逆に恋人でもないただの男友達は優しかったり親切だったり包容力があったりと、信頼できるかもしれない。
若い頃はどうしても恋愛へと意識が向いてしまうが、大人になってくると大人の男女の関係へと発展してくる。
遊びだとか本命だとかそんな境界線やボーダーラインなんて明確に決めないで、
あやふやで漠然とした付き合いをすることに慣れてくる。
そうすると、くっついた離れたなんかよりも重要な人間の絆のようなものが見えてくるだろう。