結婚したら幸せかそれとも不幸なのか
男と女の恋愛心理学 ＞ うまくいく結婚の心理学 ＞ 結婚したら幸せかそれとも不幸なのか結婚生活を営んでいる既婚男女に話を聞いてみると様々な声がある。 「子供がいなかったらこんな夫とは別れたい」「結婚は我慢と忍耐が必要で大変」 「今の妻と結婚できてよかった」など挙げだしたらきりがないが、個人個人によって千差万別である。 例えば、良い結婚の条件として求められる、お見合い結婚で経済力や学歴、家柄、仕事内容や身長などを目当てに適当に男性を選んだという女性であっても 「結婚生活は幸福なもので満足している」と答えたりするし、若い頃はラブラブカップルで恋愛結婚をしたという 夫婦であっても結婚した後に親密感は消えて冷え切った仲になって離婚してしまう男女も存在する。 何を基準や条件にして結婚相手を探すのか難しいところだが、やはり心理的な相性、性格や精神的な価値観が一致していたりすると 関係が長続きしやすいし家庭も円満になるのではないかと感じる。 どんなに物質的に満たされていて玉の輿に乗ったとしても、人間的な相性が悪ければ愛情を感じる事ができず、 退屈な人生だと思うようになって後悔してしまうかもしれない。 幸せや不幸の基準は人によって違いがあるから、自分がどのような願望や求める条件があるのか紙に書いたり頭に思い浮かべたりして見て、 焦らずに、何が一番大切なものなのか一度真剣に悩んでみると良いのではないだろうか。
結婚は幸せとは限らない
・夫婦生活は我慢の連続
独身や未婚女性、特に若い女性の多くは結婚したらバラ色の生活が待っていると夢見がちだが、実際のところはそんなに
甘ったるい生活ができるわけではないかもしれない。確かに結婚した当初や結婚式で皆に祝福されて結婚指輪や
誓いの言葉を述べている時は非常に幸福で楽しいものかもしれない。しかし、
実際に結婚生活が始まってみると、同じことの繰り返しで独身時代のような刺激はあまり感じなくなってくる。
そうなると、配偶者となるパートナーの人間性に真正面からぶつからざるを得ない状況が生まれる。
結婚する前は恐らく別居をしていて、相手の悪い部分もあまり見ることなく交際を続ける事ができるが、
一つ屋根の下で同居するとなると、些細なしぐさや態度、癖や生活習慣の違いなど、様々な不満やストレスが生まれてくる。
特に女性は、男性よりも感情を溜め込みやすい性質を持っているため、嫌な事や負の感情が少しずつ心の中に蓄積される事になる。
夫とケンカをしたり旅行にいったり友達をおしゃべりをして愚痴を吐いたりしてそれらを解消する機会があればまだいいが、
子育てなどでそのようなヒマが無く不満ばかりが積もり積もっていくと、無関心で無神経な夫とついにはケンカに発展してしまう
妻は多い。結婚すると、自由な時間がほとんど失われ、自由に使えるお金も制限される事が多い。
子供を出産して育てることも最上の喜びであるのだが、それには代償やコストも付きまとうのである。
結婚前は優しかったのに、結婚後は冷たく会話もロクにしてくれず、話も聞いてくれないという悩みは多い。
独身時代わがままな彼氏を可愛いと感じていたが、いざ一緒に生活してみると、旦那は何事も無神経で自分勝手な行動ばかりで
奥さんは我慢ばかり強いられてしまうこともある。そうなると別れた方が人生が充実して幸せなのではないか
と考えるハメになってしまう。
結婚する前に、本当にこの人の事を信じて、信頼して一生過ごしていけるのか、浮気をせず誠実な男性か、性格や心理的な価値観は合っているのか等
、結婚後も夫婦円満になれるか将来の事を考えてみると良い。
ただ明確な答えを出すというのは非常に難しいことなので、自分で後悔が無い納得できるかどうかが最も問題になることだろう。
・幸せと不幸には波がある
理想の人にプロポーズしてようやく掴み取った結婚相手、しかし既婚者に話を聞くと、「結婚は人生の墓場」などと言って
不幸であるかのようなことを言う。よくよく考えてみれば非常に単純な事で、
人生は何もしていてもメリットや旨みだけ享受したりすることは難しい。それは結婚も同じで利点だけでなく欠点、デメリットさえも
受け入れなければならない。成長著しい大企業や一流企業に勤めている男性は、恋愛をする暇、結婚しているのであれば
家庭の事を気にしている暇さえもないかもしれない。しかしその代償として高収入、高年収を得ている。
顔や容姿が整っている人、イケメンや可愛い女の子、美男美女は一見すれば楽しそうかもしれないが、
多くの人に妬まれたり陰口や悪口の対象となったり目をつけられやすい。このように一見して幸せそうに見えるものの
裏側には不幸も入り混じっていたりする。仕事から疲れて帰ってきた時、優しい妻が家に居てくれて「おかえり」と声をかけてくれる。
これは夫からすれば嬉しい言葉の一つではないだろうか。結婚生活の幸福感とはこのような些細な触れ合いやコミュニケーションから生まれる。
しかし、逆に相手の機嫌が悪かったり元々性格的に態度が横柄な人であれば、不満やストレスが蓄積する結果になる。
借金持ちの男性が、それをバネにして逆境の中お金持ちになってしまうこともある。貧乏が故に
やる気や上を目指す力が強まるのである。結婚に悩んでいる人、あるいは夫婦生活に悩んでいる人の多くは「幸せな部分」
だけを欲しがってしまう。しかしそれはなかなか難しく必ずどこかで妥協や我慢をしなければいけないところがある。
夫の趣味や癖、食事内容や生活習慣が辺だったり、味付けの好みの違いも大きな問題で離婚原因にもなりえる。
幸せと不幸が入り混じる中、どれだけ幸福の量を増やせるか、あるいは悪い者を気にしないようにするかである。
心理的な部分だけでは限界があるので、あまりにわがままだったり自己中心的なしぐさや態度を取られるようであれば、
直接言わなければならない。結局夫婦は一緒に暮らさなければいけないのだからいずれ直接対決になることは目に見えているので、
相手に対する不満や問題点などがあったらできるだけ早い段階でハッキリと言葉で伝えて一緒に解決策を探るようにしよう。
夫婦と言えでも結局は他人同士、無言の以心伝心だけで分かり合えるほど楽ではないだろう。
お互いに安心感があって穏やかで、安らげる、リラックスできる相手であれば和みながら末永く愛し合っていけるだろう。
逆に、性格的にお喋りで自己主張が強いタイプ、自我が強いタイプの人と結婚すると、多少苦労する確率が上がる。
結局のところ慈愛の精神、優しさ、仁がある人が最も誠実で結婚に適している性格と言えるのではないでしょうか。
人や心理的に貶されるよりも褒められる方が好きだし、嫌われるよりも愛される方が好き、実に簡単な法則である。
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