マリッジブルーの心理

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マリッジブルーの意味とは英語を簡単に日本語にすれば結婚時に気分が青くなるということだろう。 憧れていた魅力的な男性からプロポーズされて凄く嬉しいと感じ、もちろんオーケーした女性。 しかしいざ結婚式場を選んだり、結婚話が進み始めると、途端に結婚することに対して「これでいいんだろうか」 と心配になったり、元彼氏や元彼女の事が頭に浮かんで復縁したくなったり、軽いうつ状態のようになってしまう症状がある。 気分が落ち込んで仕事や日常生活に支障をきたすようなら精神科やカウンセリングを受けるのもよいかもしれない。 そのような専門機関でなくても、人に悩み事を相談するのは心理的に非常に気持ちが楽になる。 マリッジブルーに陥るのは男性よりも女性の方が多いと診断されている。 経済力もあり、安定していて、性格も穏やかで優しい旦那さん。 しかし、結婚前になるとなぜか気分がイラだって彼氏と ケンカばかりしてしまったり、婚約破棄、婚約解消など破談の事を考えてしまうようになってくる。 マリッジブルーは大なり小なり誰でも感じるものである。こは就活でも言われている内定ブルーにも似ている。 いざ正社員として勤め先が決まったのに、「これでいいのだろうか」「もっといい仕事があるのではないか」と自分の将来に 疑問を感じてしまう。マリッジブルーも内定ブルーも根本には似たような心理が原因となっている。





マリッジブルーの対処法、対応策

・マリッジブルーの根本的な原因
今まで付き合って来て幸福の絶頂のような気分だったのに、なぜ結婚前になると急に今までの幸せがしぼんでしまうかのような 気持ちになってしまうのか。これに考えられることは二つの原因があると考えられる。 一つは、人間は環境に適応しやすいという「慣れ」の性質である。 若い頃は恋人を得ることは最高の喜びであったのに、いざ一緒に生活したり暮らしてみると、 次第に飽きてしまう。これと同様に、幸福感にも慣れてしまうことがある。 お金持ちはお金を持っているが故に、お金に対する執着をほとんどなくしてしまうことがある。 他にも、毎日大好物のケーキを食べていたら、それは飽きるのは当然の症状で、そのうち「もうケーキはこりごり」という心理へと 方向転換することになる。これから結婚する相手とも、今まで数多くのデートを重ねてきて、 幸せを感じすぎたがために、抗体、抵抗力のようなものがついてしまって、ちょっとやそっとじゃ幸せを感じなくなって しまっているのかもしれない。
もう一つの原因として挙げられるのは、恋愛ホルモンの切り替わりというものが挙げられる。 男性と女性は初対面で出会った当初や付き合ったばかりの頃は、ある程度相手に対する興味や関心、好奇心や緊張感などを 無意識のうちに感じている。その時に出る脳内ホルモンはドーパミンと言われて、興味や関心のあるものを見た時に、 胸を高鳴らせたり血行を良くしたり、 ドキドキと緊張させる恋愛ホルモンと呼ばれるものである。始めのうちはこのドーパミンが多量に分泌されるのだが、 次第に相手に慣れてくることによって緊張から安定へと心理が変化してくる。そして個人差はあるが約3年も経つと、 ドーパミンはほとんど分泌されなくなり、そのかわりにβエンドルフィンという脳内ホルモンが出るようになる。 このβエンドルフィンは、安心感や親近感、リラックスしている時に出る脳内物質であり、 恋愛心理学では、恋の状態から愛の状態へと気持ちが変化する時期と言われている。 この時期になると、リラックスはできるものの、交際している相手に刺激を感じる事が無くなってきて、飽きてきたり、退屈さを感じ始める。 結婚は勢いが必要と言われるのもこのためで、ドーパミンが分泌されて相手に対して緊張感や胸のトキメキを感じているうちに プロポーズしたり婚約を申し込んだ方がすんなりうまくいきやすいというわけである。 このホルモンの変化もマリッジブルーの原因や特有の脱力感、心理に一役買っている可能性が高い。 男女の付き合いは長期化して長続きすればするほど相手を結婚対象、恋愛対象として感じられなくなってくる性質があるのである。


・マリッジブルーに対応する方法
基本的な結婚観について、男性は比較的現実的で、結婚するとなるとある程度のプレッシャーや子供や妻を守らなければならない という責任を感じる。つまり、一度プロポーズをしたり結婚することとなった場合、そう簡単には引き下がらない。 結婚すると決断した時点で、もう心理的には結婚すると決まっている。しかし、女性は男性のそれとは違い、 心理的に揺れやすい状態である。元彼氏がよかった、別れたい、婚約破棄したい、もっといい人がいるのでは・・など不安や怖さなどの マイナス思考に陥りやすい。このような女性に対応するには、やはり日常生活の基本的なコミュニケーションを大切に することである。お互いに我慢せず、正直に自分の気持ちを相手にぶつけあうようにする。これだけでまったく違う。 恋人同士でも夫婦でも、どこかで我慢は必要かもしれないが、どちらか一方が我慢ばかりしていると関係が急激に悪化する要素になる。 相手に言いたいことを我慢していると不満やストレスが溜まるので、それをどこかに吐き出さないといけない。 それの最も良い解決手段はそのストレス、問題の発生源である相手に対してストレートに言葉をぶつけることだ。 他にも旅行や買い物に出かけたり、友人とおしゃべりして愚痴を吐き出すのもよい方法だろう。 しかし、やはり根本原因から治療するのは最も効果的である。女性の場合は、何か不満があったらすぐに彼氏や夫に話してしまうこと、 逆に男性の場合は、女性に溜まったストレスや悩み事などを吐き出させるように話を聞いてあげることである。 結局のところ人間は絆、優しさや思いやりというものが最も生きる活力に繋がる。 好きな人から優しい言葉をかけられたいと誰しも思っている。それはマリッジブルーの時はもっと大切である。 元々、マリッジブルーというのは贅沢な悩みであり、そこまで深刻に考える必要のないことではなかろうか。 ただ、本気で今の彼氏よりも他の異性を愛しているのであれば、思い切って別れることも正解になるかもしれない しかし、「なんとなく気分が乗らないから」という軽い気持ちで別れたり離婚してしまうと非常にもったいないことになるかもしれない。 結婚は勢いと縁がなければ意外と難しい。良く考えて自分の後悔しない将来の道を選択していきましょう。






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